人生意気に感ず「宇宙への扉高山天文台を訪ねる。オリンピックとプーチン・ウクライナ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「宇宙への扉高山天文台を訪ねる。オリンピックとプーチン・ウクライナ」

◇2月8日高山村の県立天文台を訪ねた。12日の「ふるさと未来塾」のテーマ「宇宙時代の中で」に備えて幾つか知りたいことがあった。高山村を横断する県道の頭上に位置するこの天文台は、私には近年にわかに進む宇宙時代の扉に見える。小寺元知事の置き土産ともいえる存在である。世界に誇るべき宇宙時代にあってこの知の砦は宝の持ち腐れの状態となっている。私はかつて古在初代天文台長と話してこの感をもったが古在さんなき後持ち腐れは更に進んでいる。この日訪れる人もほとんどなく廃墟のような寂しさを感じた。ガガーリン展を観、壁にあるアンドロメダ銀河の大写真を確認し、世界最大級の150cm望遠鏡に興奮を覚えた。これらにより天文台が宇宙への扉であることの感を深めた。僻村の高山村がその星空と共に宇宙に広がる扉になっていることを県は地方おこし及び教育のためにもっと活用すべきである。

 天文係の研究員Sさんとしばらく話しを交わした。膨張宇宙、ブラックホールと光の性質などについてである。かつてUFO少年だった私は最近のアメリカの動きに我が意を得たりの感を持つ。アメリカはUFOを含めた宇宙現象についての資料を国会に提出した。トランプの置き土産とも言われる。それ以来宇宙人のこともSFの世界のおとぎ話の域から抜け出た感がある。2001年東大で講演したこともある車イスの天才ホーキングは宇宙人との接触は危険だとして反対している。12日のふるさと塾では人々の胸の中に宇宙への扉を開きたいという思いがある。

◇オリンピックの精神はどこへ行ってしまったのだ。ロシアとウクライナを巡る情勢が緊迫し一触即発となっている。独裁者プーチンが大国ロシアを振りかざして世界大乱の引き金に手をかけているように見える。オリンピック開催中は争いを止めるのが古代アテネに於けるルールだった。近代オリンピックでもそれは受け継がれている。オリンピック憲章にも定められている筈である。ロシアにとって五輪は単なる手段にすぎないのであろう。国を挙げてのドーピング問題で国としては今回も参加できなくなっていることがそれを物語っている。

 驚くべきことは核兵器の使用をも示唆している点である。欧米がこれに屈することになれば核保有国を目指す北朝鮮などの国々に大きな影響を与えるのではないか。バイデン大統領が如何なる対応をするか私は手に汗握る思いで見ている。中国も五輪をアメリカに対抗する上で最大の舞台と考えている。先の東京五輪が成功だったことを私は改めて振り返る。(読者に感謝)