人生意気に感ず「環境重視と国際協調こそ世界が生き残る道。オリンピックの実現は日本再生のステップ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「環境重視と国際協調こそ世界が生き残る道。オリンピックの実現は日本再生のステップ」

◇「バイデンが当選すれば株は暴落し経済はどん底に落ちる」。トランプ氏はこう絶叫する。トランプ政権の下で株が上がり経済は急上昇しただけにトランプ氏のこの叫びは一見真実のように響く。バイデン氏は近い将来の温室効果ガスゼロを強く訴える。即ち2035年までに電力部門のゼロ、50年までに全体のゼロを実現すること。そのために石油・ガス産業への連邦補助金を廃止する考えだ。バイデン氏は石油ガス産業を抱える地でこのことを訴えている。私には勝利への自信を示す姿に見える。権威ある研究機関の分析ではバイデン氏の政策の方が米経済の成長率は高くなるという。新しい分野の技術の革新が進み、新産業が発展するからだろう。これは菅政権が目指す温室効果ガスゼロと基本方針は同じである。ひょっとすると、菅政権は次はバイデン政権であることを見越して政策を立てているのかもしれない。恐らく短期的にはバイデン勝利は株価の下落などの混乱を招くが中期的にはアメリカ経済は息吹を吹き返し大きく成長するに違いない。

 バイデン氏は環境重視と国際協調を目指す。これは地球的規模の経済発展のうねりを起こすに違いない。環境重視は地球を甦らせる。経済の発展はその一環という意味を持つ。

◇昨夜、中国人の実業家を入れた4人の友人が私の誕生会をしてくれた。久しぶりの河豚料理が美味しかった。この中国人は私に日中友好協会として現在の中国をどう思うかと訊ねた。私は次のように答えた。「中国はコロナの克服に成功し、内需拡大に向っている。日本が経済面で協調できる余地は極めて大きい」同時に私の胸の内には、中国の暴走を抑えるために友人として言うべきことを行動で示さねばという思いがあった。日本は戦略的にしたたかに成らねばならない。アジア諸国と連携して中国の覇権主義を食い止めることは長期的には中国のためでもある。米中の対立とアメリカの新たな、そして大きな変化の中で日本の役割は益々大きくなった。世界中がコロナによって金縛りの状況である。その中で日本は奇跡的に被害が少ない。この点は中国と同様なのだ。日本が来年オリンピック・パラリンピックを実現できれば、日本がコロナを征した証となる。コロナ後の地球は様相を一変させるだろう。オリンピックはそのためのスタートラインに違いない。それはまた、新大統領を得たアメリカの再生と軌を一にすることになるだろう。(読者に感謝)