人生意気に感ず「第二波の反省と第三波対策。コロナに強い社会を築く時。アメリカの行方は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「第二波の反省と第三波対策。コロナに強い社会を築く時。アメリカの行方は」

◇寒さが増してきた。気づけば10月も半ばに近づく。この時期の最大の課題は新型コロナ対策の第三波対策である。秋冬はインフルエンザの季節でもある。「対策」に関し最も重要なことは第二波から教訓を引き出してそれから学ぶことだ。重要な視点として日本社会の特色と世界の情勢を結び付けて考えるべきだと思う。グローバル化が進む中で両者は密接不可分だからである。その場合歴史的視点も欠かせない。

 私はコロナ対策を進める上で地方の役割が非常に重要だと思う。これは第一波、第二波から学ぶべき重要点である。全国一律に網をかけたのでは無駄な地域が生じるからだ。県は9日、感染状況に応じて市町村ごとに警戒度を定めるよう指針を改定した。市町村の役割が格段に重要になる。市町村会議の議員たちはしっかりしなければ存在意義を疑われることになる。先日、隣県佐野市を訪ねたら岡部市長は独自に緊急事態宣言を出した理由を話しておられた。

 本県では大泉町が独自の緊急事態宣言を出したと言われる。ここは外国人労働者が多い所なので、それと関係が深い施策に違いない。大泉町のことは外国人との共生が進むこれからの社会にとって重要な課題を提起している。

◇第一波、第二波で反省し、かつ教訓として認識すべきことに差別といじめ人権の問題がある。この点で被害を受けたのは外国人労働者と医療従事者であったことは大いに反省されねばならない。差別と偏見は必然的にブーメランのように自分の所へ向っているからだ。

◇第一波、第二波から言えることに、コロナに強い社会、弱い社会の姿が明らかになった。このことは国についても言える。日本は強い国であり弱い国の中にはアメリカがあると敢えて言いたい。日本は鎖国の歴史があり、ほぼ単一民族の国であった。このことはコロナに強い国を築く上で重要な要素であった。しかしこれからは容易ではない。グローバル化の波が押し寄せ、また外国人との共生社会が待ち受けているからだ。このような状況の中で私たちはコロナに強い国と社会を築くべき正念場にある。

◇アメリカの惨状は気の毒だ。多民族の坩堝(るつぼ)と言われる。特に黒人が追い詰められている。これには大統領選の行方が大きく関わる。カウントダウンの段階にきた。強気のトランプに奇策はあるのだろうか。世界の潮流からしても、私はバイデンに軍配が上がると思う。(読者に感謝)