人生意気に感ず「花燃ゆ記念講演で大河を批判。冷凍食品の横流し。危険ドラッグ、懲役8年」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「花燃ゆ記念講演で大河を批判。冷凍食品の横流し。危険ドラッグ、懲役8年」

◇16日、県庁舎ビジターセンターで楫取の講演をした。「花燃ゆ」終了の記念講座。満席の聴衆は熱心に耳を傾けた。私は、冒頭、山口県のある住職のコメントを紹介。今年の年賀状に次のようにあった。「大河ドラマは脚色されたものであると承知していても、史実の厳しさが伝わっていない感じを受けた。花燃ゆは心残りでした。寿さんの存在感が薄くガッカリ」。文を主人公にしたことに無理があったと思う。視聴率が最低だったことには、それなりの理由があったのである。

 私は2年程前、萩の明倫小と陳東小で講演したことと、生徒の感想文を紹介した。そこには、「楫取さんは群馬の風船をふくらませた偉大な人だったんだ、今の日本を楫取さんにならってふくらませていきたいと思いました」、「楫取、松陰・・・など、みな志をもっていてすごいと思いました。私も志をもって頑張ろうと思います」等と綴られている。風船の話は私が今日の日本人の心を語ったことに対応したものだ。

 NHKが楫取を取り上げたことは画期的なこと。これを今後に生かすことこそ私たちの使命。子どもたちの感想文はこのことを強く示唆している。私は、こう語った。楫取が「修身説約」を作らせたことは、極めて今日的問題であると訴えた。楫取素彦顕彰会はこれからが正念場と考えている。

◇職の安全に関する重大事件がまた発生した。「また」というのは、かつて「表示」に関する大問題が発生し記憶に新しいからだ。

 廃棄の冷凍カツが売られていた。芋づるのようにどんどん出て、チキンカツ、メンチカツ、豚のロースカツなど、廃棄対象の品物が横流しされ、スーパーと弁当屋で流通。このようなことが常態化していた疑いが強まっている。関連業者はぼろもうけ。食の安全の実態はこんなものだったのか。中国製品を非難することは出来なくなった。食品は国民の健康と生命に直結する。鉄壁も蟻の一穴から崩れる。

◇久しぶりに「群馬ダルク」の幹部と話した。薬物依存症の体験を芳賀中で語ったことがある。薬物は人間を破壊する。危険ドラッグで暴走し7人を死傷させた池袋の事件で東京地裁は8年の刑を言い渡した。ドラッグは意識障害を生む。裁判所は「走る狂気、極めて危険」と指摘。繁華街の運転だから酷い。(読者に感謝)