人生意気に感ず「エボラが迫る。奴隷復活宣言。八ツ場着工」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「エボラが迫る。奴隷復活宣言。八ツ場着工」

◇エボラウイルスが世界に広がっている。スペイン・ドイツ・アメリカで死者が出た。WHOは、新規の感染者が週に1万人を超えること、また、東アジアは対策を強化すべきことを警告した。人類は今、目に見えないウイルスという敵の襲来を受けている。

 テキサスの病院で感染者の治療にあたっていた女性看護師は、全身を覆う防護服を着用し細心の注意を払っていたが感染した。この事実は国内に入り込まれたら手におえないことを示す。中世にペストが蔓延し科学の力を持たない人々が恐怖におののいた姿が想像できる。

 西アフリカ四国で広がっているがリベリアの被害が突出し死者は2千3百人を超え、感染者は4千人を超えた。医療・保険の施設が遅れているところでこれだけ広がるともう地域で抑え込むことは困難だろう。

◇日本でも厚労省が対策を始めた。国と連携して地方が万一に備えることが重要だ。本県の取り組みが心配だ。国は改正感染症法案を今国会で成立させようとしている。要点は患者の同意を得られなくても、血液や尿などを都道府県が採取できることである。緊急時の公共の利益を個人の権利より優先させたのだ。

◇「奴隷復活宣言」とは何と驚くべきことか。リンカーンの奴隷解放宣言からおよそ150年。正に亡霊かと思う。アメリカから空爆を受けている「イスラム国」。敵対するヤジディ教徒の女や子どもを、戦闘員にイスラム法に基づいた戦利品として分配するという。そんな宗教が、そんな神があるものかと思う。既に数百人の女や子どもの行方が分からなくなっているという。こういう出来事を見ると、遠い昔、女や子どもが戦利品として扱われた時代があったかと思う。

◇イスラム世界の女性差別は酷い。女に教育は不要というのはその象徴だ、イスラム教に宗教改革は起こらないのか。民主主義と対立する世界。宗教戦争は永遠に続くのか。

◇八ツ場ダムが今日着工になる。計画の話が出てから60年。建設の可否を巡り地域では長い対立があった。県議会でも激しい攻防があった。民主党政権の下で中止が表明されたこともあった。「コンクリートから人へ」という耳に心地よく響くキャッチフレーズに動揺した人々も多かった。私は八ツ場議連会長として何度も上京し、現地にも足を運んだ。治水と利水の役割を背負って、また観光地として、吾妻渓谷がどのように生まれかわるか見守りたい。(読者に感謝)