人生意気に感ず「新型インフルの恐怖。日中友好協会の上海訪問。重粒子線と中国人観光」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「新型インフルの恐怖。日中友好協会の上海訪問。重粒子線と中国人観光」

◇インフルエンザが猛威をふるっておりピークを迎えつつある。インフルエンザで恐いのはウィルスが変異して新型になることだ。変異して現れるとはこの世に初めて登場することだから人には免疫力がないのであっという間に広がる。私はかつて議会で何度も「新型」を取り上げた。2009年(平成21年)、メキシコで発生し世界に広がった。日本もパニックとなり09年11月現在で死者57人に達した。あの時は弱毒性で日本の死者は、きわめて少なかった。今回、日本は要注意なのである。

◇現在中国で気になる動きが進んでいる。以前から動きがあったことだが、鳥インフル由来の新型発生が今現実になりつつある。09年の新型は豚由来だった。

 中国では鳥から人への感染が報じられていた。新型はウィルスが変異して人から人へと感染する。27日、中国では「浙江省で人から人への限定的な感染が起きている」と報じられた。これが、変異した新型の発生を意味するとすれば大変である。日中は「尖閣」で険悪な事態となっているが、「PM2・5」飛来の問題に加えて怖い新型ウイルスの脅威が加わることになる。

◇私は3月20日から3日間上海に行くので中国の新型状況が気になる。上海行きは上海事務所1周年記念式典と群馬県日中友好協会の訪中と兼ねている。同協会の設立は私が会長となって昨年3月27日に行われた。県は、事務所の式典と協会の訪中を合せて行うことを検討してきたがそれが実現することになったのだ。日中の国家間は依然として最悪状態だが、このような時こそ、民間の交流が重要なのだ。

 日中間のトラブルの底には相互理解の不足がある。観光で日本に招き「おもてなし」で接して群馬の人、文化、自然を好きになってもらう。友好協会はこのようなことも実現しようとしている。

◇観光は群馬の医療とも結びつく。県は、昨年「がん特区」の指定を受け、県内企業の医療への参入をはかり医工連携を実現しようとしている。群大の重粒子線施設はその核となる。

 群大はこの度新たな世界的治療拠点を立ち上げる。重粒子線を核とした高度な医療研究機関である。現在中国の健康問題は最悪だ。各地に「がん村」が発生しているといわれる。

 中国人の本音は「尖閣」で領土権を争うより日本の医療に接したいことだろう。真の日中友好を群馬から築いていきたい。(読者に感謝)

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