人生意気に感ず「秘密保護法案。マンデラの死。花燃ゆ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「秘密保護法案。マンデラの死。花燃ゆ」

◇特定秘密保護法が成立した。安保闘争を思わせるデモの高まりの中で、直ぐに想像したのは静かな大学の光景だ。今の大学生には重要な社会問題に対し発言する気力や勇気が感じられない。日本の社会を象徴する姿であるが大学として健全とは思えない。

 同法の問題点は、秘密の範囲があいまい、官僚の恣意的秘密指定、秘密指定の妥当性をチェックする仕組みの不十分さ、以上の結果として国民の知る権利が損なわれる恐れ等である。

◇政府は、恣意的秘密指定がないかをチェックする監視組織の設置に着手。しかし、これは政府内の組織であるから情報隠蔽を防ぐ独立性に乏しいと批判される。そこで、自民党は、このような監視組織を国会に設置することを検討している。

 更に、自民党の石破幹事長は、国会が政府から特定秘密の提供を受けるためのルール整備を急ぐことを表明した。特定秘密保護法には「国会が求め、行政機関の長が支障がないと判断した場合、特定秘密を提供する」と定める。ここでも、行政機関の長の判断が必要とされる点が抜け穴と批判されるだろう。

◇マンデラが死んだ。27年間の牢獄に耐えた不屈の闘志は正に驚嘆に値する。南アフリカの「アパルトヘイト」は「ふるさと塾」でも取り上げた。徹底した白人による黒人に対する人種差別政策はマンデラによって消滅した。白人は報復を恐れたが、マンデラは国を再建するために怒りを克服した。

 人類発祥の地アフリカは、長い間奴隷貿易の犠牲になった。歴史の流れは雄大である。マンデラの生涯は人類の中で光を放つものだ。

◇7日の「ふるさと塾」は、中味は長州の歴史だがタイトルは「花燃ゆ」にして、大河ドラマの関連の話もした。チーフ・プロデューサーの話では、主人公松陰の妹文(美和子)とその家族及び仲間たちのドラマになるとのこと。

 松陰の家族といえば、大きな存在だった母の滝子・長女の千代、次女の寿子、末の妹文子、そして寿子と文子を妻にした楫取などが登場する。久坂玄瑞と文子との間には子がなく楫取の二男久米次郎を養子にした。

 塾では寿子が熱心な浄土真宗の信者であり、楫取の廃娼運動を陰で支えた存在であったことを大河ドラマで取り上げるよう運動すると話した。先ずプロデューサーへの手紙で書いた。(読者に感謝)