嫌いなやつが死んでもやっぱり悲しいね

 芸大声楽科の1年から作曲科の歌の作品の歌唱審査での歌唱を依頼されてて、2年生のときに、5年生からもうこれでダメだったら退学という人から歌唱依頼されて

村上龍のニューヨークシティマラソンを歌詞にしたラップを僕が歌いました。

ピアニストの齋藤龍くんがペダルの脇にアルミ版を置いて足で叩く

僕が、ラップをしてその歌唱審査の会場はスタンディングオベーションでした。すごい拍手の嵐!

作曲科の担当の教官も感激して握手してくれた
のに、だのに

結果、不可。

ジョージが芸大はアカデミックな大学でラップは使用できない

って

その報告を電話で受けて電車の中で僕は泣きました

東京芸大が嫌いになった2つ目の理由は
ジョージです。

仮に採点が最低でもいい

不可ってなに?

彼が死んだ時今、僕は、むしろ
新しい時代を感じています。

ジョージは戦後も生き抜いたが
僕らが今の若手の音楽を理解できない、以上に

ラップを理解するとかなくて、それは文化やアカデミックではないと切り捨てました。

だから、大嫌いな人です。

でも、大嫌いな人がいなくなるのは、つまらない、