昌徳宮(チャンドックン)観光へ向かいました。
今までに数回は訪れたことのあるですが、ガイド付きツアーに参加するのは初めてでした。
今回の目玉は1日2回限定の昌徳宮後苑日本語ガイドツアーです
お天気もよく観光日和
昌徳宮は朝鮮時代の王が270年もの間、国政を行いながら生活を行った場所です。
特に後苑は王様の生活スペースになり、沢山の緑に囲まれて、美しい庭園があることが特徴です。
1997年にはユネスコ世界文化遺産にも指定されました。
ユネスコ世界文化遺産の選定理由が『東アジアの優れた宮殿建築と庭園デザインの原型であり
自然環境と調和をなしていること』 まさにこの通りだと思いました。
どこを見ても絵になるし、他の宮殿に比べると緑が多いことが良くわかります。
大都会ソウルの中心に位置し、東京ドーム10倍もの広さのある昌徳宮は地元韓国人にも人気です。
今は新緑の季節なので暑い中を新緑を見ながら歩くので気持ちがいいです。
都会の中のオアシスと言った感じでしょうか
仁政殿(インジョンジョン)
こちらは王の即位の礼や外交使節との接見など国の公式的な行事を行った建物です。
韓国歴史ドラマにもよく登場する場所ですよね。
こちらの石碑は当時の階級を表す物です。
階級は19階級あり、正一品が最上位、従九品が最下位です。
この正九品は下から2番目の位になります。
こちらの広場で行事が行われる際、重臣たちは階級の順番に並んだそうです。
王の生活スペース煕政堂・王妃の生活スペース大造殿を見学し、後苑ツアーへと向かいます。
後苑の日本語ガイドツアーは1日2回限定です。
この韓服を来た女性が案内をしてくださいました。
数年前の秋に来た時はこの後苑の入り口から見える木が紅葉していてとてもキレイでした
秋にもオススメな場所です。
不老門
一枚岩を切って作った門で、王の不老不死を願って作られたと言われています。
若返りの門とも言われているそうです。ガイドさんの説明の後、みんな一斉に門をくぐってました
民の苦労を知る為に王自ら農作業を体験した場所だそうです
畑作業で出る藁は屋根として使われたそうです。
後苑の中は王のプライベート空間になるので、こうした東屋をいくつか見ることができます。
どうしても建物ばかり写真を撮ってしまいますが、王はこの東屋からキレイな景色を楽しんだと
されているので、東屋から景色を眺めるとより素晴らしい景色が見渡せるのだと。
ガイドさんが説明してくださいました。
この写真を撮った後に振り返ってみましたが、たしかに東屋から見た景色はとてもキレイでした。
その肝心な写真がないのですが・・・
何百年も前に王が眺めていた景色を眺める自分不思議な感覚ですね。
当時生きていたとしても凡人の私は立ち入ることのできなかった王のプライベート空間
そんなことを考えながら歩くと本当に楽しい歴史建造物
両班(ヤンバン)の歩き方を体験できる石
両班とは身分階級のことです。分かりやすく言うと貴族とでもいうのでしょうか。
こちらもよく歴史ドラマで登場していますね。
手を後ろで組んで、足を大きく広げて、いかにも偉そうに歩くそうです
ブログ記者のMさんが早速、体験されてました。
両班の家を再現した屋敷
こちらでは当時使われていたオンドルを見ることができました。
朝鮮時代(日本は平安時代)から使われていたそうです。
当時オンドルは薪を使うのが一般的でしたが、宮殿内のオンドルは炭を利用していたそうです。
理由は薪よりも煙が少なくて、よく燃えるからだそうです。
こちらの建物は屋根が二重構造になっており、外側の屋根には滑車を使って動かせる今で言う
ブラインドが付いてます
私が興味を持ったところを中心にご紹介しましたが、1時間半のガイドツアーは思っていたよりも
興味深かったです。何度か来たことがある場所でしたが、お散歩目的で来ていた今ままでと
建物や歴史のガイドを聞いて周る今回のツアーとでは全然違って楽しかったです。
GW期間中にはイベントも行われたり、ライトアップしての夜間観覧があったりと見どころたっぷり
都会のオアシスを求めて行ってみてはいかがでしょうかとても癒されますよ
6月~8月 9:00~18:30 / 11月~1月 9:00~17:30
(※入場は観覧終了時間1時間前まで)