①からの続きです。

中国人、韓国人は「イブ説」の推測通り、ハプログループO型(Y染色体)で推定発生時期が4万年前と分析されています。 少し纏めますと、6万年前にアフリカを出た「ホモ・サピエンス」は4万年前に東洋に到達したことも事実でしょう。ただ、他種の「ホモ・サピエンス」では6万年前にはすでに、全世界ですでに生活をしていたのです。しかも世界中の国や島々で。 アフリカを出た「ホモサピエンス」は、どう猛な人種だったことは間違いありません。 東洋では、大陸にいた日本人の祖先達は、中国、朝鮮に到達した「ホモ・サピエンス」によって極東の高い山、侵攻されない島々に追いやられていったのでしょう。 現在の中国大陸、朝鮮半島に広がっていた「獰猛なホモ・サピエンス」に追いつめられた「穏和なホモ・サピエンス」が、現在の私達日本人やチベット人です。 なんと日本人とチベット人は、アジア地区では中国人及び朝鮮人より2万年も前からの先住民だったのです。 私達が常識としてきた過去の知識ですが、一年経ちますと大きく変化している場合も多いものです。教科書に掲載される時点で古く誤った記載になることもあり、常に新情報を求めていくことが大切です。 またGHQなどにより、作為的に歪められ教育された日本史も多く、その事実を正しく知り、誤った歴史観から脱却することが必要でしょう。 1・シュメールと天皇菊花紋 天皇家の紋章には二通りあります。

皇室のこの紋章は、既に平安時代には確認されており、京都御所の清涼殿にある天皇の座の

前には、今でも一角獣と獅子が鎮座しています。

古代イスラエルではソロモン王の死後、北イスラエル王国と南王国ユダの二つに分裂し、北

イスラエル王国ヨセフ族の紋章が「一角獣」(ユニコーン)であり、南ユダ王国のユダ族の

紋章が「獅子」です。



日本のパスポートに刻まれている菊花紋はお馴染みのものです。

菊花紋の起源は定説の後鳥羽上皇より遥かに古く、メソポタミアで世界最古の都市文明を築

いたシュメールの王の紋でも使用されていました。約7000年前のことです。

次の時代ではエジプト文明で、3300年前のツタンカーメン王墓から青銅器製菊花紋が出土しています。

三つ目は、イスラエルの首都エルサレム神殿で約3000年前、ソロモン王の時代のもので

す。エルサレム神殿に16弁菊花紋が刻み込まれているのが「ヘロデ門」です。

2800年前、イスラエル10部族から成っていた「北王国イスラエル」は、アッシリア帝


国に滅ぼされ、民は捕囚となって捕らえ、その後イスラエル10部族は、ユーフラテス川の

東側地域に離散していきました。

オーマンのバハラ地方の伝説ですが「10部族のあるもの達は長年アジア大陸を流浪し、あ

げくのはてに中国のかなたの神秘な国に定着した」と語り継がれています。

つづく