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​不登校支援を始めて26年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




今はもう廃れてしまいましたが
「カウンセリング・マインド」
という教育用語が流行りました。



一般の方々はご存じないと思いますが
学校現場で流行ってたんですよ、昔は。



過去の遺物のように語るのは
それなりに理由がありまして



教員や学校が児童生徒に
かかわる際の指針をまとめた
『生徒指導提要』には
「カウンセリング・マインド」
という文言は一切出て来ません。






でも、現場では今でも時々
受容・傾聴・共感の態度
示す用語として見かけます。



ところがどっこい検索してみると
「カウンセリング・マインド」は
教育現場を崩壊させた戦犯として
血祭りにあげられているようです。



ネットで読める血祭り論文



悪口書いてる  批判的に考える
論文は読みごたえがありますね。



   




わたしは90年代に心理臨床ゾーン
足を踏み入れた古い人間なのですが



今なら引き返せと言いますかねえ





スクールカウンセラー制度が
平成7(1995)年に始まるまで
学校には「支援」という言葉は
存在しなかったそうです。



これは現場の教員様から
聞いたので間違いない。



もっと言ってしまえば
子どもを支援するという
発想自体もなかったって。



それまではおそらく
「指導」という言葉に
集約されていたらしい。



つまり生徒にかかわることは
全部「生徒指導」になるし、
そもそも「指導」の幅が
めちゃくちゃ広いわけです。



画像はイメージです




ほんで、わたしが

スクールカウンセラーに

採用された年から




教職員カウンセリングマインド実践研修




というのをやれという

通達があったんだけど




集団に働きかける訓練なんか

受けてないし習ってないしで

最初の研修はひどかったです。




4年目の年だけはなぜか

新人スクールカウンセラーだけ

研修はお役免除になりまして




7月から10月までの間、

わたしがその代わりに




17校を巡回して研修




めちゃくちゃ大変だったので

次の年にスクールカウンセラーの

全国研修会で発表して元を取りました。




でも、そのおかげで

顔見知りの先生が増えて

よかったです。




しかしこの話には続きがあり、

ご縁があってあるシンポジウムで

米国スクールサイコロジストの先生に

お目にかかる機会を得ました。




日本の学校では

スクールカウンセラーが

カウンセリングマインド研修を

やっていますと話すと




学校で最も

大事なのは

秩序でしょ!




と一蹴されてしまいまして。




わたしが決めたんじゃないのになあ。




たぶんこの辺りからですね、

わたし以外の心理屋みんな○ね

と思い始めたのは…








話は戻って、かつての日本の

カウンセリングブームとは

なんやったのかを振り返ると





  あが              たてまつ
崇め奉るか
こき下ろすか
のどちらか



に偏る本邦成人の行動パターンが
為せる技だったのではないかと。