きのうはなん年ぶりかにウインブルドンの男子決勝戦を見てました…と言ってもiPadでだけど。

五時間近くに及ぶ接戦の末、ジョコビッチが優勝。いやああー、良い試合だった!…ていうか、デュースとタイブレークの連続で、「…一体君たち、いつまでやるつもりかね?」と画面に向かって何度か呟いていた私です。よくまぁ五時間も集中力と体力が続くもんだわー。


時折りスローモーションで再生される画面を見ていると、あー、人間の体って美しいなぁー、と思う。まーそりゃそーだ。鍛え抜かれたトップクラスのテニスの選手だもん。ボールを追ってきわっきわまで伸びる体、私だったら足肉離れ起こすか肩脱臼するわ。と思いながら見入る。


それにしても二人ともすごい精神力。フェデラーを応援している人が圧倒的に多い感じで、観客が相手を応援している中、ジョコビッチ、やりにくかっただろうなー。


フェデラーは淡々と試合に集中している感じが、昔の「エースを狙え」で出てきた「無我の境地」って感じで、見ている方も落ち着いて見ていられる。もちろん勝ちたいだろうけど、試合中は瞬間瞬間、ボールを追っているだけで、勝ち負けとか考えてないんだろうなー、と思える。

フェデラーは今年37歳なんだそうで、アナウンサーがやたらと「37歳、37歳」と連呼するのが、なんかよっぽど年寄りみたいで笑えた。授賞式のプチ・インタビューでも「世界中の37歳の人に一言」とかまた言われてて、「37歳言うな(笑)」と画面に向かって突っ込んだよ。


試合中はギョロギョロした目がハングリーな感じだったジョコビッチも、優勝カップを手にしてニッコリ。あ、ちゃんと笑えるんじゃん、とつい思った。

そう言えば昔ウインブルドンを見ていた時には無かった「チャレンジ」というシステムが導入されてたねー。まぁ、多分もう何年も前からあるんだろうけども。球がラインを出ていたか入っていたかの判定に不服な場合、選手は1セットに3回判定に「チャレンジ」出来るっていうやつ。そうすると、ホークアイとか言う映像システムで実際の球筋が再現される。チャレンジっていつから入ったシステムか知らんけど、現代のテクノロジーがあるからこそ可能になったものだよね。審判が「チャレンジ、チャレンジ」言うから、なんやそれ?と思ってググっちゃったよ。

普段ほとんどスポーツは見ないけど、まぁテニスならたまにはいいもんだ。ウインブルドン中は大抵お天気良いしね。