続き→
『のんたんさ~ん!!解る??』
この声で目が覚める。
看護師さんに起こされる。
でも、麻酔で意識はまだ朦朧としていた。
呂律が回らないながらも
『赤ちゃんは、無事ですか?』
『赤ちゃんに、問題はないですか?』
『赤ちゃんは…』
『赤ちゃんは…』
ずっと、うわ言の様に繰り返してきたらしい。
『大丈夫』
『旦那くんが、先生からお話を聞いてくる』
と、母に言われ
『私のせいだ…』
『私の息み方が下手だったから…』
『私の姿勢が悪かったから…』
と、泣きながらまた 残っていた麻酔で眠りに着いた。
切れかけの麻酔は弱く 所々意識が戻っては…
『旦那くんの戻りが遅い』
『赤ちゃんに何かあったから遅いんだ』
『旦那くんは、まだか?』
『赤ちゃんは、どーなった?』
と、言い続けて 母を困らせたらしい。
戻った旦那くんによると、
今回の原因は…
子宮口から、赤ちゃんより先に 臍の緒が下りて出てしまいそうになり その結果、臍の緒が圧迫され赤ちゃんに行く酸素が遮断されたために、心拍が弱くなってしまったとのこと。
先生曰く、年に数件 こーいう事あるんだよねって。
また、しなくていい稀な経験をしてしまった様だ。
旦那くんは、私が麻酔の中 ヤキモキして待っているのに、先生の説明を聞いたあと なんと、赤ちゃんに対面!!抱っこまで済ませていたとは(;´д`)
私が赤ちゃんに、会えたのは 翌日の午後でした。
またまた続く→
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