🌸過去日記より
昨日から熱も下がらず、咳も出る。ついに血痰が出始めました。
私は後ろ髪を引かれる思いで昼過ぎに自宅へ戻り、週末にかけて会社へ行き溜まっている仕事を片付けようとこの後、主人へYちゃんの事を託しました。
精子保存の事もあったのですが、その後主人からの連絡で、やはり片玉ちゃんなので2回分しか採取出来なかったそうです。
もう少し採っておいたほうがいいと言われましたが、当の本人はもうしんどくてそれどころじゃなく、今の自分の事に精一杯で、まだまだ自分自身が子供なのに将来の子供の事なんて考えられる筈もなく、精子保存はこれで諦めました。
今は息子の身体の方を優先するべきじゃないかと思った。
そしてその日の晩、検査結果が出たので今後の治療の話があるとの事でしたが、自宅に戻っていた私は又々先生との話に参加出来ずにいました。
検査結果、精巣腫瘍・絨毛癌・多発リンパ節転移・多発肺転移
最悪のステージⅢC と診断されました。
この表を主人からLINEで送られて来て、それでもまだ私は精巣腫瘍の事について調べる事が出来ずにいた。
夜一人になると涙が溢れて来て仕方なかった。
どうしてこんな事になったんだろう。どうして…
何故もっと早く大きな病院に連れて行ってあげなかったんだろう。
悔しくて、悲しくて、情けなかった。
なんで私じゃなかったんだろう。代われるものなら代わりたい…
会社へ行って退職のお願いをしたけれど、全然使っていない年休があるので3月末まで年休消化に当てて様子を見てみたら?と言っていただけた。
社長をはじめ数人だけに子供の状態を説明して長期休暇を頂きました。
とても有り難かったです。
兎に角今はこの子の事だけ考え、全力でサポートし、絶対に治す
と誓った
いよいよ明日からBEP療法が始まる。頑張れ