Eternal Moon |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。



もっとちゃんと 顔を見て
サヨナラと言っておけばよかった

もっとちゃんと あなたを確かめて
抱き締めておけばよかった

また、会える

また、逢える‥‥

そう思っていたから


意外といい加減に、じゃあまたね。と、

あたしたち サヨナラも言わずに

足早に別れたあの日


あの日が最後になるだなんて思わなかったから

ちゃんとあなたの顔を見ておけばよかった

ちゃんとあなたの温もりを感じておけばよかった

ちゃんとあなたの手を握っておけばよかった

ちゃんとあなたを感じておけばよかった‥‥







今年も愛の花が咲きました


あなたの顔を もうはっきり思い出せないけれど

愛の花を見るたびに あなたの愛を思い出します


あなたに愛されたあの頃は

かけがえのない時間だったのだ‥‥と

失ってから気づくのです


毎年 毎年 この花が咲くたびに

あたしの心は痛むのです

あなたをちゃんと愛しておけばよかった‥‥と




サボテンの花ことば

『枯れない愛』






朱い花をつけるこのサボテンが

あの日の月を思わせる