円海山頂上附近の路傍の藪でウグイスが盛んにさえずっていました。すぐ近くだったので、ウグイスの姿を確認したいと思って、立ち止まって藪の中をのぞき込んでいました。なんと、運良くウグイスが藪から出てきてくれたのです。ウグイスはすぐに、私がカメラを構えているのに気がついて、藪の中に引っ込んでしまいました。ほんの一瞬でしたが、何枚か写真を撮らせてもらいました。ところが、まともにウグイスが撮れていたのは、この1枚だけでした。
 下の写真は、円海山の中腹にある「さえずりの丘公園」の樹木に止まっていたカワラヒワです。このカワラヒワはさえずりはせず、黙ってジッと遠くを見つめていました。何か考え事をしていたのか、あるいは、ただ日向ぼっこをしていただけかも知れません。

 

 


 円海山頂上附近から瀬上沢に下りる道に伸びていたシダの新芽です。これはワラビではありませんが、春になってシダの新芽を見ると、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」という志貴皇子の歌を思い出します。
 中の写真は、瀬上沢の水田の畦にいたヘビです。おそらくヒバカリではないかと思います。落葉の中をカサカサと音を立てて匍っていましたが、私が近づいてきたのに気づくと、ピタリと動きを止めました。落葉に隠れていてよくわかりませんが、写真の手前の方が頭で、後の方が尻尾だと思います。ヒバカリは、咬まれると命が「日ばかり」(その日しか持たない)になることが、その名の由来になったようですが、実際のヒバカリは毒もなく温和しいヘビだそうで、まったく無害なヘビだとのことです。
 下の写真は、円海山の麓の交差点の電信柱の根元に生えていたツクシです。こんな隙間から出てくるなんて、ツクシの生命力の強さに感動させられました~。