京都に現れた古き良き英国~決して華美でなく、繊細ではない英国料理はどこかあたたかく懐かしい田舎のマアムの香りのする美味しさ


ドゥリムトン村に遊びに来ました。
ドゥリムトン、ドゥリムトン、玲奈はトリンドル♪
ナナナナ~ナナナナ~7の前6♪
いきなり出てきてごめ~ん、まことにすいまめ~ん(笑)










京都縦貫自動車道から国道423号線に入り、峠道を越えると右手に突如英国の旗が見えてきます。
先ほどまで瓦屋根と田園が並んでたのに、ここに入ると一気に英国に入国した気分。
クルマを停め敷地内へ向かいましょう。

敷地内はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の田舎風景(行った事はないですが)
建物だけでなく、小物類も実に凝ってて、眺めて楽しい。
羊や鴨もいてて、のんびり眺めてると時間の経つのも忘れてしまいます。
奥にはウェディングや宿泊もできる、小さな小さな英国で、駐車料金や入場料も不要。
もちろんパスポートも必要ありません。

丁度お昼時になり、同敷地内にありますポントオーク(PONT-OAK)さんでランチにしました。
錆びれた感じの建物で、映画のセットの様な雰囲気。
石畳のゆるい階段を昇り店内へ。

執事の服装をされた店員さんがお出迎えしてくれる拘りさ。
店内も英国の小物が展示&販売されててテンションあがりますね。

木製の丸いテーブル席に案内されます。
メニューを眺めるも、イギリス料理って初めてで、何が美味しいのか全くわかりません。
よく考えたら滋賀には英国料理店って見た事ないな~。
取り敢えず二人でシェアしようと2品オーダー。

自家製ローストビーフ(1,900円)
ローストビーフ・サラダ・マッシュポテト添え・バケットパンが付いたワンプレート。
ドリンクに紅茶(セイロンティ紅茶)を別にオーダー。
こちらの紅茶は多くのフレーバーの中から薫りを確認して選べます。



フィッシュ&チップスと並ぶ伝統的なイギリス料理の一つローストビーフ。
オーブンで蒸し焼きされた肩ロース肉を薄く切り、グレイビーソースをかけて提供。
マスタードを少し付けていただきます。



脂身の少ない部位のお蔭で程よいジューシーさ。
やや硬めのお肉は食べ応えあって、個人的には好みの食感。

添えられたサラダはドレッシングが美味。
ガーリックでこんがり焼かれたバケットパンとお肉との相性も悪くない。
マッシュポテトは・・・味がしない(笑)
ポテトの味のみですね。


プチランチコース(2,500円)
前菜2種・スープ・サラダ・パン・本日のメインディッシュ・デザート・紅茶と豪華なコース。
前菜からほうれん草パスタ&チーズのキッシュは美味しい。
特にパスタはもっと食べたかったですね。






スープからトマトスープ。
トマトがそのまま入った濃厚スープで、新しい味わい。
酸味と旨味が程よいです。

メインディッシュの牛肉のホワイトソース添え。
蒸した(と思われる)牛肉に薄く切られたマッシュルームの他にお野菜がトッピング。
そこにホワイトソースが掛けられてます。




お肉には特に味付けされてなさそうで、ホワイトソースと牛肉自体の味がします。
お肉自体ホロホロした食感。
良い言い方をするならば、素朴な味わいです。

食後にいただく紅茶は、ティーポットで提供(コースはカップでの提供)
砂時計の砂が落ち切るまで待ち、ティーパックを取り出しいただきます。
どちらも薫り高く美味しいですね。




私の持つイギリス料理は美味しくないというイメージ。
この要因のひとつにあげられるのが産業革命以降の労働者の環境。
当時母親や子供までもが一日20時間近い重労働に従事させられて調理に手間をかけることもできなかったから。
とりあえず火だけは通し、胃袋さえ満たせれば味などどうでもいいという環境がその一因。

もう一つが宗教的問題。
イギリス人の多くが信仰しているプロテスタントは質素倹約を美徳としており、食に関しても質素で豪華さや華やかさを良しとしなかったから。
また味付けは食べる人各自の自由との発想もあり、食材には火を通しただけ、茹でただけで提供し、テーブルで各自が塩胡椒、ケチャップをかけいただくスタイルが一般的だそうです。
今回いただいたマッシュポテトや牛肉のホワイトソース添えのお肉に何の味付けもされてなかったのも、納得です。








ポントオークさんの料理はいい意味で忠実な英国料理。
素朴であたたかく、どこか懐かしさのあるマアムの料理。
美味しくのんびりいただけ、とっても満足です。