女性が一人でトイレで子供を産み落とし、子殺しの罪で逮捕される事件があとを絶たない。

こういう女性はほとんど境界知能か軽度知的障害である。

この手の事件を見て思うのが、女性たちは妊娠に気付けてもそれを相談出来る相手がいなかったということに対する哀しみである。
妊娠に気付かなかった、と言う容疑者も中にはいるが、それは俄には信じ難い。

誰かに話しをしていれば結末は違ったのだろう。
しかし彼女たちには、その「誰か」が居なかった。

私は自分の経験からも知的障害や境界知能の人間は孤立しがちだと考えている。
自分では何がおかしいか分からないが、他人から見れば何かが確実におかしい。
または先日のブログのように、人に愚痴ばかり零してしまう。
そんな理由から人と深い関係を築けなくなりがちなのが知的障害や軽度知的障害である。

またホスト依存にも軽度知的障害や境界知能が多いことも知られている。

これも障がい由来の孤立が深く関係していると私は感じている。

周囲に良い意味で依存出来る相手が居ないから、金を払えば話しを聞いて自分を肯定してくれるホストという存在に依存してしまう。
そしてお金がなくなれば風俗で働くという悪循環。

これらの問題は周囲に心を開ける人間がいれば起きずに済む問題だ。

いつも言っているが、心を開ける相手は健常者でないと意味がない。
同じ障害を持った者に相談しても間違ったジャッジを下しやすいからだ。

子供を産み落としたりホストにハマる人の背景にある孤立。
これを阻止することは喫緊の課題である。

周りに、もしかしたらあの人、と感じる人がいたら慎重に見守る、もしくは声を掛けるなどのアクションをして欲しい。

貴方の想いが、孤独な彼女たち、ひいては彼女たちの未来を救えるかもしれないのだから。

また障害当事者の方は勇気を持って健常者に話しかけて欲しい。
障害者は障害者同士でグループを組織しがちだ。
そこには健常者とは解りあえない、健常者は怖い、といった気持ちがあるからだ。
それはよく理解る。
それでもどうか自分を正しい方向へ導いてくれる人を見つけて欲しい。

人は貴方が思うほど怖くない。
貴方は自分が思うほど弱くない。

私はそう信じている。