ddは真の感情を表現してた！
小話は「ddは猪八戒？ggは上品だと言う！」
の続編です
gg「あのシーンの撮影は大変だったと思うよ」
gg「俺の手を握りしめてるところだ」
gg「崖にぶら下がっている間」
dd『第一話の、最初のシーンだ』
監督［彼は、君のウェイインだ］
体勢を合わせ続けて
dd『手を離すな』
ddは感情を保ち続けられない。
ggはddを慰めていた。
gg「お前にフィンガーガン(指鉄砲)をしてあげる」
彼の手をつかんで
gg「いや〜、君は“真の感情”を言葉にしてくれた」
dd『しー』
dd『陳情令？』
dd『“真の感情”だ』
gg「ワオ！」
＊“true feeling”…本当の気持ち、真の感情、本心
どういう言葉が一番合ってるでしょう？
・・・・・・・・
【題名：ウェイインの本当の気持ち】
目覚めると、真っ白い部屋に寝ていた。
ウェイインが見下ろしている。
手を伸ばしても、届かない。
ウェイインと叫ぼうとしても、声にならない。
ウェイインの顔がふっと消えた。
（これは夢か？ウェイイン、死ぬな、生きて）
また、暗闇に沈んで行くランジャン。
・・・・
手を振り払うな
だめだ、だめだ
崖下に吸い込まれて行く、君の体が
ウェイイン！
・・・・
（泣き声がする。誰？ウェイインか？泣くな、泣かないで、私はここにいる）
はっと目を開けると、ウェイインが左腕にしがみついている。涙で顔中が濡れている。
右手で髪を撫でると、目を開けて、
「ランジャン、大丈夫か？どこか痛いか？水飲むか？」「何か、言って」
「ふふ、ウェイイン、ごめん」
ウェイインは「うわーん、うわーん」と泣き続け、ランジャンは「ごめん、ごめん」と言い続けていた。
２人とも、こっぴどく叱られ、しばらく外出禁止を言い渡された。
2人で遊んでいて、ランジャンが誤って川に落ちてしまった。という事に、いつの間になっていたからだ。
あの日、
ホアイサンは、兄と犬の散歩をしていた。
犬が何かに気づき、いきなり吠え出した。
目を凝らすと、川岸に人が見える。
〈いかん〉そう言って、兄が駆け降りていく。
ホアイサンも後を追う。（大変だ、流されていくぞ）
兄が、ばか力で２人を引き上げた。
ホアイサンが救急車を呼んだ。
〈兄さんは、重量上げのオリンピック選手なんだ。運が良かったよな。警察にはさ、２人でイチャイチャしてて、落っこちた。って言っておいたから〉
『変な夢を見たんだ。君が崖から身を投げて、私は君を助けられなかった』
「ふん、俺がお前をおいて死ぬはずないだろ」
『私も２度としない。君は君の思うように生きてほしい』
「こんなバカをほっとけるか」
「俺は、お前から離れられないって分かったよ」
ウェイインはランジャンの胸に飛び込んだ。
つづく
https://youtube.com/clip/UgkxvNYWASV1yP6ZcacM_HzAcewMwuvZlrIT
