1/1の能登半島地震による大被害から復興途中でのこの度の大水害。

多くの損失はもちろんのこと、住民の皆さんの復興努力へのメンタル面での影響も如何ばかりかと心配している。


仮設住宅に床上浸水 記録的短時間大雨情報が相次ぎ発表された。

珠洲と輪島では3時間、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間の降水量も観測史上最大を更新した。


降雨がどれくらいだったかだが、「1時間当たりの降水量」「24時間降水量」共にハンパない量。

しかも線状降水帯により何日も降り続いた為に洪水の他に崖崩れが多発した。





《1時間当たりの降水量→2倍以上》




21日の石川県内は午前9時ごろに線状降水帯が発生、能登半島北部で大雨となり、気象庁は午前10時50分、5段階の警戒レベルのうち最高の大雨特別警報を輪島市、珠洲市、能登町に出した。1時間降水量は輪島で121㍉、珠洲で84.5㍉と観測史上最大となった。3市町の計2万1458世帯に避難が指示された。


50㍉で「バケツをひっくり返した」と表現される程の豪雨である。日本の排水管は50㍉を基準に設計されており、その2倍以上の降雨ではとても耐えられなく、被害がでないはずがない。

毎年のように何処かで「経験したことのない豪雨」に見舞われる…たいへんな時代になったものだ

【ちなみに1999年10月27日、千葉県香取市(当時は佐原市)で19時~20時の1時間当たり153㍉が最大の記録という。】





《24時間当たりの降水量→2倍以上》


20日午後6時の降り始めから、22日午前10時まで(つまり40時間)の降水量輪島市輪島498・5㍉▽珠洲市珠洲394㍉▽輪島市門前252㍉などとなっている。輪島市や珠洲市では9月の降水量の平年値の約2倍となる雨が降った。





24時間150ミリが予測される場合警報の可能性が有るが、地形や区域、降雨時間の長短など降り方によっても変わる。


日本では神奈川県箱根、922.5mm(2019年10月12日 )、 高知県魚梁瀬、851.5mm(2011年7月19日) 、奈良県日出岳、844mm(1982年8月1日)などの降雨が記録されている。


屋久島なども降雨量が多いことで知られるが、山地に降れば相当量は大地に吸収される。
逆に都市部では一気に増水して大きな被害を起こす。




《懸念される複合災害》


★「地震と津波」の同時発生は東日本大震災や1/1の能登半島地震で起きた。

★「地震と大火災」は阪神淡路大震災や関東大震災で起きている。輪島でも起きた。


★今回「地震と豪雨」が続けて襲ってくることも現実に起きた。



「地震」「台風」「津波・高潮」「豪雨」「噴火」「火災」「停電」など、単独でも怖いがどんな組み合わせでやってくるか分からない。



秋雨前線はこれから南下してくる。

東南海地震や首都直下地震の懸念もある。

日本列島何処でも警戒を怠らないことが必要だ。







水害対策住宅のHPもご覧ください🤗

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