まずは、以下の衝撃的なフレーズをご覧頂きたい。
「電子書籍を、1分で世界に配信できます」
──Androidをターゲットとした電子書籍アプリ作成サービス「Androbook 」
「Androbook」のポイントは、
◎電子書籍のAndroidアプリを作るサービスである
◎コンテンツをWebから投入するだけで、アプリを生成してくれる
◎機能は最小限
◎料金は発生せず、登録などの手続きも不要
つまり、既存の出版の枠組みに縛られない、非常に画期的なビジネスモデルだ。
既に、多くのAndroidアプリ開発者・デザイナーたちを巻き込んでいるようですね。
そして、マンガ家の佐藤秀峰氏による、『ブラックジャックによろしく』の電子書籍アプリが全巻公開中。
プロのマンガ家が、ベストセラー作品をAndrobookを使い公開したという、
まさに業界にとっては、「事件」。
今後は、こういった動きが、徐々に活発になってくるはずだ。
大手が法規制などの問題で動きを見合わせている中、「コンテンツメーカー」+「ITベンダ(技術者)」という組み合わせで、スピード重視の戦術で先手を取りにきていますね。
人々を巻き込み、Twitterなどの「口コミ」で広がる。
「最初は思いつき」だったそうだけど、無償で、しかも分かりやすかったことが、人々の関心を集めたのです。
できあがった電子書籍アプリは、Googleが運営するAndroid Marketで公開することで、直ちに世界中に配布できます。(勿論、有料販売も可能)
この仕組みを作ったのは、製造業のエンジニア出身で、Androbook作者の村上福之さん。
肩書きは「株式会社クレイジーワークス 代表取締役 総裁」
今は、携帯電話向けの専門性が強い受託開発を主に行っており、今後、iPhone版、iアプリ版Androbookもリリース予定です。
こんな感じで、企業の規模に関わらず、「スピード」と「アイディア」で勝てる企業が、席巻していく時代になっていくのでしょうね。
分かりやすく、多くの人の協力を得られるような、魅力的なアイディアを、とにかく早く形にする。
僕も、負けないように、どんどんスピードアップしていかなくては。
そして、「簡単で分かりやすいこと」にも、徹底的に拘っていきたい。
世の中のニーズは、そこへ収束していくだろう。
最後に、そんな村上さんの、印象に残る言葉をご紹介します。
「人々を『巻き込む』のに必要なものは、ロジックよりも動物的な勘、それに『熱量』だ」
(参考)電子書籍アプリAndrobookの波紋
株式会社クレイジーワークス、代表取締役 総裁 村上 福之さんのオルタナティブブログ
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