やっと緊急事態宣言か…
初テレワークで朝7:00からパソコンに電源を入れて仕事を始めると起きてきた息子が不思議そうな目でこっちを見てる。
息子「とうちゃん。何してんの?」
のら「仕事やで。」
息子「じゃあそれって会社のパソコンなんや。」
のら「手伝ってくれる?」
息子「無理や。難しそうやんか。」
続いて妻がやってくる。
妻「何時までやるの?」
のら「15:40までやわ。」
妻「5:00くらいからやったら。あんたがそこで仕事したら息子の勉強できんやん。」
のら「ごめん。1番早くても7:00スタートやから。」
妻「え〜。いつまで続くの?」
のら「そのうち毎日かも。」

そんな感じでテレワークを始めたものの、暫くすると会社の通信回線がパンク。
むむむ…仕事の効率が悪過ぎる。


食べ歩きの方はというと…
数週間ほど前のこと、仕事帰りに職場の同僚と飲みに行くことになった。
リクエストが焼鳥だったのでダメ元で北新地 とり甚を除いてみると…

えっ!ガラガラじゃないか。

誰もいない店内に入る…
客が誰もいないってもしかして新型コロナウィルスの影響なんだろうか。
そう思ってたら、続々とお客さんが入ってきて、結局30分も経つといつも通り満員になった。
とりあえずビールで乾杯!!

瓶ビール650円

一品目 生肝500円
焼鳥屋に入るとまず頼むのがこれ。
つるんと消えて無くなるだけなんだけど、それが堪らない。

上司「コロナウィルスなんて防ぎようあるんかな。」
のら「もしかしたらもう既になっててもおかしくないですね。」
後輩「このままエスカレートしたらどこに行き着くのか怖いですね。」

二品目 地鶏焼鳥200円
口に入れたとたんに、朝挽きの新鮮さが伝わってくる。
美味し過ぎる。

三品目 大和肉鳥350円
奈良県が誇るブランド鶏が不味い筈はなく、さっきのと同じ鶏肉だと思えないくらいパワフルな弾力に笑けてくる。

のら「新型コロナウィルスは熱に弱いから毎日熱いお茶を飲むといいって書いてあったけど、そんなんで防げたら中国はああなってないと思う。」

四品目 鶏唐揚700円
これもこの店の名物の特大唐揚げ!
鮮度抜群の鶏を使った贅沢な唐揚げで、噛んだ瞬間に熱々の肉汁が放出される。

上司「人類滅亡説なんかも出てるらしいで。新型コロナウィルスの症状が重い人は死んでしまう。だけど大半の人は症状が軽い。でもこの軽い人が癖モノで、新型コロナウィルスはずっとその人の中にとどまってて、10年以内に必ず重症化するっていう噂もあるみたい。」
後輩「それだと新型コロナウィルスに感染してしまうと最後なので家から出れませんね。めっちゃ怖いです。」


五品目 こころ200円
最近、ホルモン系を好んで食べなくなったんだけど、これは必ず食べてしまう。

六品目 皮200円
パリパリの鶏皮煎餅みたいな食感でビールのアテにピッタリ。

のら「志村けんが入院しましたね。子供の頃にドリフターズを見てて、お婆ちゃんから見るなってよく怒られました。でも結局いつも見てました。」
後輩「ボクは変なオジさん見てました。気持ち悪いけどついつい見てしまうんですよ。多分あれってストーカーの始まりじゃないですか?」
上司「志村どうぶつ園が最高やで。今やってる番組の中で1番好きやわ。あれめっちゃいいから見た方がいいよ。」

七品目 つくね200円
このお店って塩とタレが選べれるんだけど、ボクは基本どれも塩で頂くのが好きなんだけど、これだけはタレがぴったりだった。

八品目 ねっく250円
これも焼鳥屋で注文しないことはまずないかな。
これは4回もお代わりしてしまった。

九品目 手羽先200円
最後はぷりっぷりに膨らんだこの手羽先。
当たり前だけど、普段食べてるスーパーで売ってるものとは全然違ってて、これも肉汁が噴き出てくる。


今思うとこの頃は数週間後の未来すら何も想像できてなかったように思う。

志村けんさんは亡くなり、緊急事態宣言が発令されて、もうこんな店には行けなくなってしまった。

でもお客さんが誰も行かなかったらこんなお店は保たないだろう。
外出自粛と言いながら、3密を避けろと言いながら、対人接触を8割減らせと言いながら、こんなお店を救ってやるとは言わないのか…。

京橋のとよですら、毎日マイナス10万円らしいので、長引けば大阪の飲食店は本当に絶滅してしまうかもしれない。