結果、「diverticulitis」と言われた。
でも、その「diverticulitis」の意味がわからなかった。
その病院は、あの忌まわしいジェネラル・ホスピタルとは大違いで、とても綺麗で、働く人々もとてもプロフェッショナルな人たちばかりだった。
看護婦のおばちゃんが、「どうだった?」って聞くので、「diverticulitisだって。でも、それが何だかわかないわ」というと、「diverticulumは誰でも持ってるけど、皆気が付かないのよ。私も持ってるわ。でも、そのdiverticulumが炎症を起こす事は稀なのよ」と言われた。
また稀な病気か?
どうも私はお腹系統が弱いらしかった。ノラちゃんといっしょだ。
そこでは、お医者さんが丁寧に説明してくれて、専門医を予約してくれて、気持ちよく帰ることができた。
しかし、痛みは治まっていないのだ。雨の中、またフラフラと車のところまで歩き、フラフラになって帰った。
辞書でdiverticulitisが何か調べてみた。
「憩室炎」
何?聞いたことない。
そこで、インターネットで調べてみた。
大腸に多数の憩室(ポケットとお医者さんは言っていた)ができて、それは欧米化の食生活がいけないだの、65歳以上の人に多いだの、そんなようなことが書かれてあった。
事実、後日専門の手術医に会ったとき「かわいそうね、まだ若いのに…」が第一声だったのだ!
一度できてしまったポケットはもう、元に戻ることはないらしい。つまり、私はこの先一生このポケットつけたまんま生きていくのだ。炎症を起こさないように、真面目な食生活をして。
(つづく)