で、今度はみんなの前で実演してみせた。
「おすわり!」から始まり、「お手!」「おかわり!」ちゃんとやってくれたのだ、ドーベルマン。
当時の日記より
「おすわり」も「お手」も「おかわり」も、親戚のおじさんおばさん、子供らは意味がわからないのに、そのドーベルマンだけはわかってるってところが、えらく感動して、どうだ!へへん!って気分だった。
それ以来、私は大型犬が好きになった。
テレパシーで通じると信じたのだ。
それは大型犬のみならず、猫に対してもそうだった。
だから、私は動物とは、本気で話すようにしてる。
ちゃんとわかってくれるから。