SPCAで、老猫にはよくある病気と言われた腎臓病。ネットで調べてみた。
確かに多いみたい。猫は腎機能の75%が失った時、初めて症状が出るらしく、それでも残りの腎機能で生きていける。つまりは、失われた腎臓は戻らなくても、残りの腎機能で頑張って生きられるってことだ。
症状として「元気が無く食欲がない、やせていく」「水をよく飲む」というのがあった。
『水をよく飲む』だなんて、ノーラのためにあるような症状じゃないか。
実際、ノラちはよく水を飲んだ。
ボールの水はもちろんだけど、水の音がするたびに、いや、音がするまえから、「キッチンに立つ」「洗面所に立つ」「シャワーに行く」「トイレに行く」と、水まわりに私が立てば、どんなにグッスリ寝ていたかのような時でさえ、もうすでにそこにいるーみたいな。
ああ。。。ノーラっち。そうだったのか。ただ単に水が好きというだけではなかったのかもしれない。
けれど、すでに病魔に冒されていたのなら、そこにデイビッドがいてくれて助かった。ひとりで具合悪くなって亡くなっていくより、ちゃんと治療を受けて、楽になって、普通の生活にまた戻っていけるのなら、それが一番いい。
大好きだった洗面台のノーラ