第4雨『キツネ』
「かーいっ!誰と話してたの!?」
そう言ってぐっと近づくマナ。至近距離から見れば見るほど、可愛いなと一般的男性は思うだろう。
だが俺はコイツの狂暴性を知っている。
「…ちょっと海?何で私の半径3メートル以内に入らないように後ずさるわけ?」
本能です。てか3メートルとか見ただけで…
「違うか、この距離から海までの距離は3メートル11センチか」
3メートル以内に入ったら絶対、フルボッコだ…
ーーガサッ
「あっ、キツネだ。」
そう言って指を指す巧
その先を見る。
『ーーぃーーッ』
「……?」
「海?どしたぁー??」
前にも…
「…いや、なんでもない」「そうか?なんか顔色悪いぞ?」
俺は大きく息を吸って、
「お~い、キツネ~危ないぞ~」
そう言うとキツネはふっとこっちを見て急いで来た道を戻っていった。
「子供かっ!何、キツネに話しかけてるんだよ~、お前は本当にギャップが多いよな!なぁ、マナ?」
ニヤニヤしながらマナに話しかける巧
マナは顔を少し赤らめ動揺した様子で
「な、な、なんで私に話しをふるのよ!?」
ん……?
そいや、最近、何かあるとすぐマナに話しをふっていたな…
そしてマナのこの反応…
「おい、巧!」
「あ?なんだよ、」
「お前…マナの事、好きなのか?したら相思相愛なんじゃね?」
そう言うと巧は何それ?みたいな何か軽蔑するような顔で俺をみた。
「お前ってイケメンなのに残念なヤツだよな」
イケメンじゃねーし
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