「天使の卵」で1993年すばる小説新人賞受賞の村山由佳さんは、
この受賞後ずっと読み続ける作家です。
↑から丁度10年後「星々の舟」で直木賞受賞
2009年には「ダブル・ファンタジー」で文学賞トリプル受賞と
作風(というか題材)が変わりつつも、デビュー後からの
「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ(最近通算17作目が出ました)
では、青臭い~青春小説もまだまだ書き続けてます。。。
「星々の舟」の家族もの と、
「ダブル・ファンタジー」の官能系を組み合わせ、
ヒロインが女性作家であり「半自伝的小説」と帯にある本作は。。。
母親と娘、躾、呪縛。。。
男兄弟の末っ子としては。。。
やはり解らない分からない判らない(*´Д`)=з
ヒロインが38歳母親が78歳…ってところが大体近い年齢なんで
その年齢的な部分は多少だけ分かるかな。。。
でも、amazonで評価が低いのはです。
(amazonは基本評価を参考にしない方がいい。。。低評価の人かなり問題あるかんじ…)
第一章で新約聖書「放蕩息子」が出て、
ヒロイン「そうだ、神様がいけないんだ。相手に信じてもらいたいなら、まずは自分の
ほうこそ相手を疑うのをやめればいいのに」とあるのが
最後のシーンにつながってると感じるのは間違いなのかな
以下気になった言葉やら 「母と娘の呪縛」を下敷きに…
「信じる」「疑う」
「子」でなく「個」という人格
「飢え」と「痛み」はこらえれても感じないことはできない
子育てスタンスは、子供時代の自分がして欲しかったこと・されてイヤだったこと
肯定は好きな人にされることで意味を持つ
親は「赦す」
親になる予定は無いので、
父親が亡くなった年齢(あと29年)たって生きてたらまた読み返してみたいと思います。
- 放蕩記/集英社
- ¥1,680
- Amazon.co.jp