アコースティックライブに力を入れますと宣言し、なんとか自らを奮い立たせ有言実行に至っている今日この頃ですが、なんだかんだとご縁がありアコースティックライブ以外にもライブハウスでのフルバンド演奏も経たりしてなんとか立っております稲積帆波です。
以前よりフットワークを軽くしてアコースティック編成にも挑戦していますのでかなりライブの本数が増えております。やはり実際にライブをコンスタントにやってみると今まででは見えなかったことや、もっとはじめの段階に見えておくべきだったことが今更見えてきたりと刺激的なことがたくさん起こっています。
まずは何と言ってもメンバーの入れ替わりでしょうか。今ここで言うの!?って感じですがいい機会なので言うておきますと、ドラムを叩いてくれていた実弟の稲積幸平が他の活動に専念するという名目で(←)抜けました。色々理由はあれど最近はアコースティックライブばかりでなかなかバンドでの演奏が出来ておらず、ドラムを叩きたい稲積幸平としては鬱憤が溜まっておったようで。勿論理由はそれだけではなくいろいろなことが重なってはいると思いますがまぁざっくり言えば「自分のやりたい事がなかなか出来ないから抜ける」ということになるのでしょうか。
グループ内に兄弟がいるというのはかなり強みだったので非常に残念ではありますがこればかりは仕方がありません、嫌なものは嫌ですし。かと言って私も選べる状況の中でアコースティック編成をバンバンしている訳ではなくいろんな事が重なったからという事だったので希望をのむことも出来ず。なので一旦は2017/06/01の京橋Arcでフルバンドはしばらくお休みという形をとりました。
やはりそういう状況の中で演奏をするというのは、まだまだこの年齢ではハードルの高い事だなと感じました。というのも別に何か大げんかをしたとか口もききたくねぇとかそんなんではないのに、バンドの音というのは正直なもので《腫れ物に触れる》ような音になっていた様な気がしてなんともモヤつくものがありました。これに関しては完全に経験値不足です。そういう状況の中でも、全てを受け入れるだけの心のキャパシティや安定感というものがやはり私にはまだまだ足りていないなと。大人になるにつれて身につけていけるものなのかなーと言い聞かせるしか出来ない不甲斐なさも感じました。
しかしようやくここで「なんのためにバンド名で括らずにあくまでプロジェクトとして稲積帆波の名前でやってきたのか」という事に繋がる訳です。私を除きメンバー全員が各々のやりたい活動を自由にできるようにという事でバンドで縛り付けずに活動する事を選んできたので、実際にはそんなに大きな出来事ではないのも事実。(みなさんの気づかない内にキーボード兼エンジニア兼アレンジャーの安井さんも居なくなってる訳ですから。)バンドじゃねぇんだからわざわざ脱退発表とかしなくてもいい訳ですし、人数が減って成り立たないから解散なんてこともしなくていいわけです。なので今も地道に名前を残しつつ活動を続けられているわけであります。まぁもちろん作曲してくれている松内功太と作詞をしている私の間に確執が生まれたらまた話は変わってきますが。
というわけで「なーんか最近稲積帆波、アコースティックに手出しちゃってコンパクトになったな」と感じている方もいらっしゃったかと思いますのでご報告までに。しぶとくやってますのでそれはそれとして楽しんでもらえたらなと思っておりますし、人数減ってるのになぜか創作意欲がぶっ飛んでいて新曲をライブでバンバン披露する始末です。ほんとに脳みそが追いつきません。しかしそれもこれも新しい境地への挑戦ですので、今後も楽しみにしていただきたいです。
しかしそんな中でもやり続けるということは本当に大切なことだと感じるわけです。これだけ「まぁ大丈夫っすよ」と強がった文章を書き連ねておきながら言うのもなんですが、私的にはまぁまぁ魂削られる状況だったものですからなんてこったい…と思うことも何度もあるわけで。しかしここで止まってしまうとそれはそれで再び動き出すのに今の何倍もの力がいるわけです。もちろんそんな力をそんなタイミングで出せる自信もないので、気持ち的には後ろ向きになりながらも決まっているライブをとりあえず乗り越えて今に至るわけです。しかし、だからこそ得られたものというのは沢山あるんだなと感じることもありまして。何度も何度も日をあけずにコンスタントにライブをしていると、やはりライブそのものにも慣れてきます。するといらない部分が削られ、必要なものやするべきことというのも少しずつではあっても見えてくるものです。
新曲をライブで披露するときは楽譜と歌詞カード配りますとお知らせをしてから毎回ライブで実践しているのですが、これがとても有効的。気に入って貰えた方から「譜面下さい!」と言われることがとても嬉しく力になるわけでして。さらにライブハウスの方と清算の時に話させて頂いたりした時も、かなり自分たちの詰めの甘い部分が見えたり今後どうなっていきたいのかの話をしてみたり非常に充実したライブが続いています。このまま「雨降って地固まる」という言葉通りになればいいのですが、今のところまだ全然ぬかるみきっておりますのでなんとかじわじわと固め直していけたらなと思っています。頑張るのでどうかみなさん、懲りずに応援してください。
最近の写真でも貼っておきます
瓢箪山フェスティバル
だいたいこんな感じです。
私の顔はアコースティックでも
次のライブは7月になります。ありがたいことに7月はかなり沢山イベントに呼んで頂いているので4本ほど決まっています。またSNSに画像でまとめてあげておきますので、チェックお願いします★