わたしの青春ソング やはり「卒業写真」 | 鬱と犬

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2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

青春ソング、教えて ブログネタ:青春ソング、教えて 参加中


わたしは職業柄、ほぼ毎日、カラオケのリモコンをてにとる。

お客さんのリクエストを入力することが多い。

「東京」というやしきたかじんの歌を探していたら、「東京」という曲の多さに驚いた。

たとえば、今回わたしがブログネタで選んだ「青春」という名がつく曲も多いだろう。



わたしにとって青春ソングというば、

ユーミンこと松任谷由美、当時は荒井由美の「卒業写真」である。

今は神戸に住むおばちゃんが、ユーミンが好きで、幸運なことに、

おばちゃんの所持していたカセットを小学生から聞いていた。

だけど、この曲の意味を感じるのは、自分が卒業してからかな。


♪悲しいことがあると

開く皮の表紙

「卒業写真」の歌は始まる。

小学校卒業して、私立の女子中学校に進学したわたしは、

女子だけの生活、知り合いが誰もいない、いちからの人間関係は

なじめなかった。

公立に進学した同級生達が懐かしくて仕方なかった。

そんなときに、つい眺めたのが卒業アルバム。

仲間に囲まれていい笑顔のわたしが確かにそこにいた。

そして初恋の君も。

初恋の君も私立に進学したな。

一緒についている卒業文集読み返した。

もっと懐かしさがこみあげる。




それから、何年か。私立の女子中学校は高校もエスカレート式で進学できた。

わたしもやっと、いい友達に巡り合い、部活も面白くなった。

そして恋していた。

結構、相手は年上で、なかなか、ままならなかった。

「妹みたいだ」で進まない。

相手の前ではかわいい女でいたかったが、

家に帰ると悩んで考えどうしようもなくなった。

そのときに、また「卒業写真」のフレーズがこだました。

♪人ごみに流されて変わってゆくわたしを

あなたはときどき遠くで叱って


恋によりなんだか揺れて仕方ないわたしを、

誰かにときどき叱って欲しかったのかな。ずしんときた。

それは、小学校の初恋の君という実物ではなく、

あのときの恋がもちえた幻想に。


そのとき、十代後半、

ままごとみたいだけど、

恋って人を熱狂させ、時には狂わせ、

でも、甘美な時間をくれるもんだなと、

少しはわかったのかな。

小説やドラマでは、恋は見てきたけど、

自分がしてみると味わいがこんなにも違う。

なんて甘くて切なくて苦くてと。


ブログネタの題名の青春の定義も難しい。

年をとって、今が華という時期があるかもしれない。

だけど、「あなたがわたしの青春そのもの」と

今、やっと言えるようになった,

十代後半の

あの時代、あの景色、あの人に出会えたことがうれしく思える。

いやね、きれいごとばかりじゃないけど、

時間ってさ、うまく何かを風化させてくれる面もあるから。

それを時間という魔法というのかな。別れて十年たった今、思えた。


さて、通常ブログへ。

中秋の名月の本日は、月を見ながら、

秋田の増田の花火大会。花火をぼんやり。

取引先の社長の自宅のお庭で見上げた。

トイレが確保って安心して酒が進む。

秋が加速していく。

もうすぐ稲刈り、農繁期です。

おいしい新米食べたいな。


追記、↓に引用した荒井由美の「卒業写真」はりました。