先日、8歳(小2)の長女が
学校から帰るなりこう言った。

「あのね、今度の金曜日
 学校の休み時間に
 友達とコントするんだ。」

「なんだと?」

むいてた梨がツルッといった。

「友達とキングオブコントごっこしてて
 おもしろかったから
 先生に皆の前でやりたいって言ったら
 金曜日の20分のやすみ時間に何人かで
 クラスのみんなの前で
 やることになったの!」


そういえば…


娘は今年も毎日毎日
キングオブコントを
最初っから最後まで何度も見ていた。

昨夜はキッチンの前で座り込んで
足を投げ出しうなだれながら
「くせえラーメン食わせてくれよう!」
と叫んでいた。


そうか、
ついに自分でコントをするのか。

娘が、初めて人前でコントをする…

8歳で…


えーーーー


早くない?
ほんまにこういう子いるの?

小学生の時に初めてコンビ組んで
皆の前でネタをやった、とか
よく芸人さんのエピソードで聞くけど
私も旦那も小学生の時は
そんなこと考えもしなかったので、
こういう行動は
どこかファンタジーというか憧れで、
今回初めて本物を見た!という感じで
驚き。


とりあえず
「金曜日はすぐそこやけど
 ネタ合わせはしているの?」と聞くと

「ねたあわせ?
 まだ何も決まってないよ。
 〇〇くんはバンビーノのネタ
 そのままやるんだって!」

そのまま?

曲り形にもお笑いに携わる者として
小2といえど盗作を見過ごすわけには…
いや見過ごしてもいいのか?
小学生ってそういうものか?

でも娘よ、
せめてあなたには
一からネタを考えて
オリジナルをやって欲しい。

そう伝えるとウキウキしながら
「そのつもりだよ!
 コント作ってみたいの!」
とすぐにノートを作り出す娘。
(紙を3枚重ねて折る自作ノート)

楽しそう。

でも本気で笑いを作るのは
決して楽しいだけではない、
人を笑わすっていうのは
自分が楽しいだけでは無理だから、
だからネタっていうのは目から血…

まあ今はいいか。


そして娘が私を見上げ
笑顔で言った。

「ママ、コントの作り方教えて」


クッキーじゃなく、
紙の鶴じゃなく、
コントの作り方でいいの?

まさかこんな日が来るとは
ママ、なんか複雑。

でもやりたいことは
思い切りやって欲しい。


「じゃあまずは設定出しからやるか」

「せっていだし???」



設定出しも知らないくせにコントを
作りたいと言う娘、
どうなる?娘の初コント!

---------次回につづく---------