何事にも興味関心意欲がなくなり、何もできなくなってしまうのだが何もしていないというのも苦痛という状態である。
この状態は陽性症状が出た後の後遺症とも言われているし、陽性症状を抑えるために飲むドーパミンブロックの薬の副作用で起きているとも言える。
医学的には非定型抗精神病薬は陰性症状に効き目があるとされているが、当事者から言わせてもらうと全く効いていない。
それどころかその薬の副作用ではないかとも思っている。
医師からは今の状態が永続的に続くなどと言われている。だとすると地獄だ。
なぜ変薬をしないのかが私にはさっぱり分からない。
ドーパミンが明らかに足りていないのを感じる。とはいえ私の陽性症状は強烈なものであった。
自他との境界線がなくなり、道行く人みんなに挨拶をしてしまったり、自分が人類を救うために生まれてきた存在であると確信してしまったり、人に話すのも恥ずかしいような症状が出てきて、その後地獄に落ちたかのように体感時間が十倍くらいになり無限に等しい絶望感を味わった。
テレパシーで人同士が繋がっていて、心の汚い私をみんなでいじめるというものもあった。一部の人間たちがグルになって私を監視し、殺そうとしている妄想の世界に入ったときは生きた心地がしなかった。
それでも今は陽性症状がない。あるのは陰性症状だけだ。医師はこの陰性症状を甘えだと言っている。
働ける状態であると。訪問看護も毎回働くことを推してくる。それでも働けずにいることを見て察してほしいものだ。私にはお金を使う趣味もやりがいもないのだ。
働く意義を見出せない。
仲間がいた頃は働いて稼いだ金で一緒に遊びに行くのが生き甲斐だったが今はその仲間もいない。
あれだけ好きだった酒だって禁止されている。何も楽しみがない。
そう書いていると陰鬱になってくるが事実だ。
もう何も残っていないのである。新しく作ると言っても私には健常者だった頃の仲間以上の関係を作れるほどの気力も人間性もない。
マイナス人間だ。
今頃みんなは何をしているだろうかと考える。私はもう死んだ者扱いされていそうだ。
家庭を持ち仕事に精を出し人並みの幸せを手に入れているだろう。それを考えると孤独感も出てくる。
まだ30。諦めるにはまだ早いと言うが私に家庭を持つ気はない。不幸になっていく家庭を見続けてきたし、私自身の家族も崩壊しているため家庭を持つことと幸せは=ではない。
医師は私に本当の恋愛したことある?などと言ってきた。本当の恋愛とはなんなのだろうか。これだけ不倫報道やら離婚やらが相次いで報道されている中でその結婚した人たちはこれが本当の恋愛なのだと信じて結婚したことだろう。
だが現実はそうではなかった。そこに絶望する人や乗り越える人がいる。乗り越えられる人には恋愛をする資格があると思うが絶望してしまうような人間に恋愛をする資格はないと思う。
私はそもそも恋愛に興味がない。良い出会いをしていないからだと思うが良い女はもうみんな結婚している歳まできているのである。
良い女とSEXがしたいがために仕事をがんばって昇給を目指す人間もいるなどという話もされた。
本当にアホくさい話だと私は思った。動物的な生き方に近い人種だと感じる。
まあつまりは何をモチベーションにして努力をするかという話だ。私の主治医は女性を例に出したが私は女性はモチベーションにならない。
かといって名誉欲もない。
努力する理由が見当たらないし、努力したところでどこかで体調を崩してまた逆戻り、なんて人を何人も見てきた。
精神障害は甘えだと言う世の中を私は生きてきた。健常者だった頃なんて精神障害なんて気合と根性で治せと思っていた。
でもいざ自分がなってみると体も精神も自分の思い通りには全く働いてくれない。
働くことがめんどくさいと言うとみんなそうだけど我慢しているんだと人は言う。
けどそうではない尋常ではないレベルで、体が動かず憂鬱で死にたくなるレベルでめんどくさいのである。
それを言うとわがままだと言われる。
健常者と精神障碍者は一生わかりあえない。精神医療をかじっている人ですら通じないのだからもう無理だろう。
お前も精神病になれとしか言えない。