統合失調症との共同生活 -30ページ目

母は全く私を信用していない。同じように、私も母を全く信用していない。

だからいつ再入院させられるのかが不安になってくる。

母は今回の入院で生活保護によりお金も手間もかからない生活に味をしめている。

だから少しでもヘマをうてば再入院となるだろう。

 

はっきり言って再びあの生活を送るくらいなら私は死ぬ。

でもそれができない状況に持っていって無限にも等しい時間退屈を余儀なくされ、うざい人と絡まされ、朝起こされ飯を食わされ放置され何一つやることのない不自由を強いられることになる。

 

私の母に温情さえあればこうはならなかった。この2年の入院で母は私を捨てる気だったと分かった。

病院には家族から見捨てられた人間が多数いた。

それを慰める看護師やヘルパーがいたがそんなものは求めていないのだ。

要はここからさっさと出せ。それしかなかった。

 

家族から見捨てられてもしょうがないようなクズのような人間も多数いた。

でも私は平穏に暮らす力があるのだ。

 

母は私にとって忌まわしき存在である。母が死ぬか私が死ぬか縁を切って一人暮らしを始めるしかない。

でも今の私に一人暮らしができる能力が残っていないのである。

 

私が飲んだ梅酒の話を母はしてこない。おそらく次の訪問看護でチクる気だろう。

母さえまともであったならと私はよく思う。母は母子家庭で女手一つで私を育てたわけではない。

虐待し、何人も男を家につれこみ、新しいお父さんよなどと言って私に仲良くさせることを強要させた。

その内の一人と再婚した。

 

糞みたいな家庭環境で私は育った。結果グレて少年院に入り脱法ドラッグにも手を出した。

私は母の呪縛から解放されたいのだがグループホームにはいけない。あの狭いスペースに精神異常者を集めて共同生活させ週五日の日中活動まで義務付けられている。

 

だとすると一人暮らししかないのだが30万は用意するように言われている。とてもじゃないが無理な話だ。

県営住宅という選択肢もあるようだが良い噂をきかない。

 

それに土地勘のない場所での暮らしには抵抗がある。

八方ふさがりに近い。

 

以前義父からなぜお母さんがお前のことを嫌っているかわかるか?と聞かれたことがある。

実父に似ているからだそうだ。とにかく気に入らないらしいということは分かった。

そこに私の罪はあるのかという話だ。

 

私の母は頭がおかしい。全てが自分中心にまわらないと気が済まない。だから私の家族は皆出ていった。

残されたのは精神病になって自活能力を失った私だけだ。

本来なら今すぐにでも実家を出て一人暮らしを始めて母を一人にしてやりたい。

でもそれができないのだ。

 

なんだかお先真っ暗に感じる。

 

まずはやる気を取り戻すことだ。一人暮らしをするための。ただ現状ベッドの上に寝た切りである。

何もやる気にならず、ただただ退屈で苦痛だ。

 

脳が人を遠ざける方遠ざける方へ向かうのである。自己を守るためだろう。

勇気を出して作業所への見学も行ったが精神的に疲れ果てて3日以上寝込んでしまった。

こんな状態で働けそうもない。それに時給200円で障害年金も受給できず一体何になるのだと思う。

 

障害年金さえ受給できていれば、30万貯めるのも無理ではないが、私の実家に届く年金の催促状は母によって捨てられていた。

免除の申請でもいいからしていれば受給資格があったのにも関わらず私の母は私宛に届く年金の催促状を捨てたのだ。

私の将来を何とも思っていない証拠だろう。

 

私の母はまだまだ健康で長生きできると思っている。だから息子にも目をくれず毎日ゲーム三昧だ。

私には音信不通になった姉がいる。母は姉を生んだときに可愛いとも何とも思わなかったと言っていた。

結果、姉は幼少期に高熱を出し、それでも病院に連れていかれず聴力を失うことになった。

そして、子供を可愛いと思わなかったくせに私を生んだ。私は性欲に負けて生まれたのだ。

なんなら中絶されても良かった。

 

何度お前なんて生まなければ良かったと言われたことか分からない。こちらは生んでくれなんて頼んでいないのにだ。

それを言ったら何度も殴られた。

 

母は私さえいなくなれば天涯孤独の身である。それを味合わせてやりたいと思う気持ちがある。

自分の犯してきた罪や過ちを一人寂しく振り返ってもらいたいのだ。そうでもしないと反省するどころか全てを私のせいにしてくる。

 

生活保護で一人暮らしという目標はあるのだが、お金が必要になる。働くことができないし年金もないためお金はためられない。

となるとこのまま母との同居で腐っていくしかなくなる。

 

せめて最低賃金で働きたいのだがそのためには雇用契約を結ぶ必要があり、その上体調不良で休んでばかりになる訳にもいかない。

もうやる気が出てこない。一度精神障碍者の檻に入れられたら終わりだと思ってしまう。

 

家族から無償の愛を恵んでもらった人間の言葉には吐き気がする。世の中には腐るほど自分の子を殺す親がいるのだ。

親なんだから愛情があるなんていう自分の生きてきた世界観を押し付けてくる人間が私は好きではない。

 

逆に言えば子に殺される親など自業自得以外のなにものでもないと考えてしまう。子にそれほどの仕打ちをしてきたということなのだから。

でも日本の司法では親殺しは重罪だ。なぜ自分の親を殺せるのだとなる。

無償の愛を恵んでもらった立場だからだろう。

 

 

退屈で仕方がないのだが、何もやること、やりたいことがなく、アニメ一話すら見ていられないほどに集中力がない。

何かに集中しているとどこからか不安感がやってきてジッとしていられなくなる。

これは陰性症状なのか薬によるドーパミンの不足なのか、その両方なのか。

 

陰性症状には非定型抗精神病薬が効くとされているが全く効いていないどころかその薬によるドーパミンブロックによって興味関心意欲の消失が起きているのではないかと以前書いた気がする。

統合失調症者の脳内ではドーパミンが出過ぎているらしい。だからそれをブロックする薬を飲むのだが、それによって何の喜びも幸福もやる気もない状態になっているのではないかと私は思っている。

 

残っているのは不安感と恐怖心だけである。ちょうど良いあんばいを取れればいいのだが、難しいようだ。

2年の入院生活は私にトラウマを植え付けた。ここから出たいのに出られない、死にたくても死なせない、無理やり生かすという精神病院に恐怖を覚えた。

 

また入院でもさせられることになったらと思うと恐怖しかない。もう自由がなくなってきているのを感じる。

アニメ、映画、ドラマ、漫画、ゲーム、何をしても楽しくない。

陰性症状というより鬱に近い状態なのかもしれない。入院生活が長すぎたせいだろうか。

何も見当たるものがない。

 

これを解決するものは時間なのか薬なのかといえば、薬だと思う。薬によるドーパミンブロックのせいで全てがつまらなくなっているのだと思うからだ。

ただ、やめてしまうと陽性症状が出てくる可能性がある。やはり合う薬に変薬するしかないと思うのだが、私は入院中に3回もおかしくなっている。

外でまたなれば措置入院である。でも今の薬のままでは生きる価値を見出せない。

どうしたらいいのか。

 

幸か不幸か今月から主治医が変わる。そこで薬の相談でもできればいいのだが、当然カルテには私が入院中に再発したことなどが書いてあり、今はおとなしい、ただそれだけで良しと書かれていると思う。

 

今の状態では日常生活は送れるが死んでいるかのように何も喜びがなく、あるのは不安と恐怖だけなのである。

この現状を打破するにはどうしたらいいのかわからない。

 

 

これから梅酒を飲む。冷蔵庫に入っていたからだ。

退院したらずっと素面で過ごそうと思っていたがやっぱり酔いたくなる。というよりも酔わないとこの退屈が辛すぎる。

 

病院側からは飲まないように言われている。が、その理由が私には理解できない。

再発したらなどと言い出すが私は5年程飲酒を続けていたが再発などしなかった。

私が今回入院した理由は再発したからではなく母とお金の話でもめてしまい、挙句の果てに入院させられ入院中に生活保護の審査が通り医療費がタダでお金がかからなくて楽だという理由で2年近くも精神病院に閉じ込められた。

 

そのストレスから3回再発したのだ。私の再発には引きこもり生活も飲酒も関係していない。

なのに病院側は再発したら困るからなどと言って飲酒禁止と労働をするように言ってくる。

 

話が噛み合っていないのである。

入院する際のカルテには私に強い幻覚と妄想が認められるなどと嘘が書かれており、私はケースワーカーが持ってきたその書類に何の説明もなくサインさせられた。

予定には3か月の入院と書かれていたが、その3か月の間に生活保護になったことによって母はお金も手間もかからなくなったことを良いことに退院の話を拒否しだした。

それから1年と半年もの間精神病院に閉じ込められた。私に拒否権などなく、荷物も取りに帰らせずそのまま手ぶらの状態で入院させられた。

 

入院生活は本当に地獄だった。やることが何もないのに朝6時に起こされ、狭い集団部屋で横になり続けるか一つしかないテレビを集団で見るか、本を読むか廊下を徘徊するくらいしかなかった。

一日中独り言やテレビの音や廊下を徘徊する足音が聞こえ24時間他人と一緒で休もうにも休まらない。

一人静かに過ごしたくても隔離部屋くらいしかなく、隔離部屋は何かトラブルを起こさないと入れない。

それに布団と便器以外何もない。

 

私は今回の入院で人が嫌になった。一見まともそうに見えたので話しに付き合ったら頭がいかれていて現実離れした妄想を真顔で語り出し、しつこく付きまとい、遠ざけたら俺の悪口言っているだろうなどと言ってくる患者や患者の話をまるで小さな子供をあやすかのように扱う看護師ばかりだった。

 

はっきり言うと精神科の入院病棟というものはいかれている。あそこに長くいたら間違いなく精神がいかれる。

実際に私はいかれた。自殺も考えたが自殺すらできないようになっている。

するならば散歩の時間に病院を抜け出し、車に飛び込むかどこかから飛び降りるしかないがそれ程の勇気と決断力は持てず、家畜のような暮らしを強いられた。

 

病院側の人間は精神病者を同列の人間として見ていない。他人事だ。

だからあんなにも平然と劣悪な環境に何年もいる人間と接することができる。

そして入院患者の中にまともな人間は少ない。大体が自己中でわがままで甘えていて人に対する迷惑をかえりみない。

便器の前に糞が落ちていたり小便器の足元がベチャベチャに濡れていたり食事をボロボロとこぼし拭きとりすらしない。

 

医師や看護師は入院してゆっくりと休むようになどと言ってくるが休みなどとれる環境ではないのである。

寝ていると起こされ起きていると四六時中他人の立てる音が鳴りやまず食事を三食とらされただ時間が過ぎ、眠剤を飲んで眠る時間を待つ。

これをずーーっとやり続ける。それが精神病院の入院生活だ。

 

グループホームも結局はその延長でしかない。他人との共同生活というものには深いストレスがつきまとう。

相手が分別のない精神病者であるならなおさらだ。

 

今回は病院側のこれ以上入院させる必要がないという説得もあって実家に帰ることができた。

そして、私の母はきっかけさえあれば私を捨てる気満々であることを理解できた。

次に入院でもすることがあれば私はきっと何年も出られないだろう。グループホームには行きたくないし、入院中に一人暮らしするアパートを見つけるなんていうのも難しいからだ。

現に住むアパートが見つからないという理由で何年も入院している患者がいた。

 

精神病棟に長く入院していると看護ではなく管理、監視されているだけだとわかるようになってくる。

現在も私は訪問看護を週に一度受けているが看護されているわけではなくただ日常生活を探って管理、監視されているだけである。

再度入院させる案件がないかただ確認に来ているだけ。正直言って不快である。

 

現在は時給200円で働いて30万近くのお金を貯め、一人暮らしするアパートを借りることが目標だなどと言っている。

とても現実的な話とは思えない。やっぱり他人事だから適当言ってただ作業所へ通わせようとしているだけにしか私には聞こえない。

 

私は今回の入院で精神病になったものの末期を見た。だから自分のことも怖くなる。いずれああなってしまうのではないかと。

そうならないために働くことだと言われるのだが働ける気がしない。人と関わることが怖いからだ。

それを逃げていると言われた。逃げては駄目なんだろうか。生活保護の範囲内で慎ましく暮らしていくだけでは駄目なんだろうか。

 

私の統合失調症ははっきり言ってやばい。再発してしまうと完全な妄想の世界に入ってしまい殺されると思ったり全ての人たちが真の家族であるかのように愛おしくなったり色んな幻聴、心の声が聞こえてくる。自分の思考も外に漏れだす。

それを短期間に3回も経験したため再発するのが何よりも怖いのである。

 

何も行動を起こさなければトラブルは起きないが私の場合他人といるストレスによって再発する。

突然声が聞こえてくるのだ。そうなるとまた妄想の世界に逆戻りである。一度再発するとまた正気に戻れる保証がない。

運次第だ。薬だって効きやしなかった。ただ外部の刺激からシャットアウトされた隔離室に放り込まれ時間を耐えるのみだった。

 

刺激に対する免疫がなくなったに近い。特に、人が持ってくる刺激がストレスになる。予測不可能だからだ。

だから私は部屋に一人いる時間が好きだ。やっと手に入った一人で自由な時間。

特にやることもなく退屈で無意味で空虚であるが入院生活を思えばずっとマシである。

マシなだけであって快適ではない。果てしなく退屈である。

 

何にも興味関心意欲のわかない陰性症状のためだと考えている。アニメ一話すら集中して見ることができない。

何かに集中しようとすると不安感がわいてきてそのままではいられなくなってしまうのである。

 

とりあえず今日はじっくりと梅酒を楽しもうと思う。

母から病院にチクられるだろうが飲酒を禁ずる法律はないし、私は飲んだところで気性が荒くなったりもしない。

これで再入院にはならないだろう。

 

平和と自由を願う