私は4人兄弟


長男の兄は7つ上

長女は、知的障がいで4つ上

次女は、1歳上で嫁いでいる。

そして 私

となる。

母はマジャンのように突然消えたり、現れたりの人

父はサラリーマン。


兄とは7つ上なので子どもの頃はほとんど関わりがなかった。


唯一覚えているのが

父が転勤になり、家族で私の小学校入学直前に地方に。

本来中学2年生。


しかし、なぜか中学校入学からやり直すことになる。

小学校と中学校の入学式は同じ日だった。母は消えている時。

父は兄の入学式に

私の入学式は祖母。

同級生はみんな父母で1人だけ祖母。

田舎なので

同級生達はすでに友達。

アウェーすぎ。

でも

この時は兄が1年生2回目なんて知らないから、仕方ないと諦めていた。


月日は流れ

兄の問題を私がわかるようになって言ったのが高校生の頃。

 警察から駅のベンチで寝ていて保護した。

 父と兄の取っ組み合い。

 兄の借金。

 母が帰ってきた際の兄との衝突。


ピリピリの家の中で、日々疲れている父に迷惑かけないことが私のできることだった。


そして私は福祉の専門学校に進学。

就職する。


その間もホームレスや日雇いで生活し、アルコールに溺れていく兄。

私は進学で家を出たが、兄の問題で父が振り回される日々は続いていた。


アルコール依存による被害妄想は、次女の姉に対することが特に酷くなる。年子だけど

母のようにいつも側にいてくれた姉。

姉2人と父と祖父母

大切な家族。

私にとってこの時

もはや、母と兄は家族と思いたくない存在となっていた。


そんな日々の中で父から連絡が入る

『お兄ちゃん入院することになったから』

最初、何かやらかして

入院したと思ったが、アルコール依存症治療の為の入院だった。


そして

兄と私と父の新たな日々がスタートしていく。

              続く