『タイタス・アンドロニカス』『オイディプス王』あらすじ | 野々下孝ブログ

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仙台を中心に活動する演出家・俳優 野々下孝  

『タイタス・アンドロニカス』『オイディプス王』2作品のあらすじです。


有名な作家や日本人に馴染みのある話ならまだしもシェイクスピア、ギリシャ悲劇となるとなかなか読んだことが無いものです。


ただ日常では感じることが出来ない感情を感じ、日常では出会えない身体と出会うには今回の山の手2本立ては最適です!


この機会にシェイクスピアとギリシャ悲劇に少し馴染んでみませんか?



『オイディプス王』のあらすじ
テバイの国王オイディプスは、自国に蔓延している疫病の原因を解明すべく、神殿に神託を求めます。

すると、未解決だった前王ライオスの殺害犯を突き止めることが解決につながる、と神託が下り、妻の弟クレオンの薦めで予言者テイレシアスを呼び出します。
テイレシアスは、探している犯人は王自身であると告げたため、激怒するオイディプス。

クレオンの陰謀と考えたオイディプスの誤解を解こうと、妻イオカステが予言は当てにならないという経験談を話します。
その話とは、前王ライオスの妻でもあったイオカステとその間に生まれた子供が、ライオスを殺すと神託が下されたものの、結局ライオスは何者かによって、三叉路で殺されたというもの。

しかし、イオカステの言う三叉路で、何者かを殺害したことがあるオイディプスは、かえって不安を抱き、真実を知るべく更に追求していくのでした。
そして、自らの出生の秘密が明らかになったとき、オイディプスは自分の目をえぐり、国を去る決断をします。



『タイタス・アンドロニカス』のあらすじ

ローマ帝国の将軍タイタス・アンドロニカスは、

長年のゴート族との戦いに勝利し、捕虜として

ゴート族の女王タモーラとその息子たちを連れて凱旋します。

タイタスはタモーラの息子一人を生贄として殺害。

タモーラがタイタス一族へ復讐を誓う中、ローマの新皇帝が誕生します。

新皇帝サターナイナスは、タイタスの娘ラヴィニアを后に迎えようとし、タイタスも快諾。

しかしラヴィニアは既にサターナイナスの弟、バシエーナスと婚約しており、兄弟の協力によって逃れます。

子供たちに裏切られたタイタス。

サターナイナスはタイタスをなじり、タモーラを后に迎えます。

捕虜から皇后となったタモーラ。
残された息子2人と愛人アーロンとともに、
タイタス一族を次々と罠にかけ残酷な事態に陥れます。

家族も名誉も失い悲嘆にくれるタイタスは、ある時

タモーラ達が犯人であることを突き止め、さらなる復讐を開始します。