少し前に、某顔本で友人の友人からメッセージがあった。


プロフィールを見るに、たぶんそれなりにいい年齢なんだろうが、メッセージには絵文字を多用しており、礼儀も何もあったものではない、非常に読み辛い文章を書いて来た。


要約すると、気になったからメッセージをして来たという事らしい。


こちらは丁寧に返信したのだが、それに対して来た返事が「あなたは日本人ですか?」だった。


彼女にしてみれば、私の文章は日本人らしくなく、どこかおかしいそうだ。おそらく、年齢などに関係なく、砕けた感じで絵文字を多用するのが彼女の思う普通の日本人であり礼儀なのだろう。


返信も特に来なかったので、サクッとブロックした。



また同じ友人の別の友人からは、とんでもない量のメッセージが来た。同じく顔文字、絵文字多用の人で、非常に読み辛い文章だった。


会った事のない人間に対し、酷く上からの物言いだし、あまつさえは「東京に遊びに来てもいいですよ」と来た。


「東京に遊びに行くのに、お前に許可を貰う必要はない」と思いつつ、あまりに煩いのでサクッとブロックした。


SNSは時に地雷のような人がコンタクトしてくる。押し並べて顔文字や絵文字多用をしてくる人が多い。同じ友人の元からかなり失礼な”友人”が複数コンタクトして来ると、その友人が悪い訳では無いが、友人ごと否応無しにブロックしたくなる。


そういえばXでも、「減税を求めるが、北欧型高福祉社会を実現しろ」というめちゃくちゃな理論を指摘していたポストに対し、引用RTで「北欧の高福祉社会は高い税金ありきのものだし、そもそも国民の人数が違い過ぎるから実現は無理だろう」という旨呟いたら、文章を読めない人が、「日本社会は税金ではなく国債で全て回っている(←なら税金は何のために徴収されている?)」とか「国の借金で破綻するとでも思っているのか?(←借金や破綻するなどとは一言も書いていない)」等々、ツッコミどころしかないリプライをして来た。


「国の借金とか、国が破綻するとかそういう話はしていない」と言えば、「それなら何が問題なのか?」「お金の問題はない」等、こちらが理解に苦しむリプライを返してくるので「税金の話を超解釈されて話にならない」とブロックした。


私が書いた文章のどこから”国の借金”とか”国が破綻する”というワードを読み取ったのかが未だに理解できない。


上記のように相手の話を理解出来ない人が増えているようだし、言葉を選べなくなっている人が増えているのか、元々地雷的要素を持つ人がSNSを通して顕在化しているのか...。


三十年ほど昔のインターネット黎明期には、「顔が見えないからこそ、相手に対する気遣いや礼儀が大切」とよく色々な箇所で喚起されていた。


今は猫も杓子もインターネットに接続し、発信できる時代。


もうそんな気遣いも失われているのだろうなと、少し寂しく思う。