特に信心があるという訳ではありませんが、女房が行きたいと言っている、という話を友人夫妻に話したら、ぜひ一緒に連れて行っ欲しいと奥さんに頼まれたこともあって、やむなく運転手を引き受けた次第です。
連休中の人出予想が２００万人以上と聞いているので、朝６時頃蓼科で友人夫妻を乗せ、休日１０００円の中央高速、長野道を通って長野まで、交通量はかなりありましたが渋滞もなく約１時間半位で着きました。善光寺の近くにも駐車場はありますが、帰りの渋滞も考えて、長野駅の近くの駐車場に入れ、参道を歩くことにしました。
朝８時前ということもあり、道の両側の商店はまだ開店していませんが、参拝に向かう人たちがチラホラ歩いています。
仁王門手前の石畳の道あたりから、人が増え始め仁王門を過ぎる頃から行列が始まりました。行列は遅々として進まず回向柱までおよそ２００ｍ位だと思いますが２時間位かかりました。脇を進んで先の方で割り込めば早く行けるので不心得モノも若干はいますが、神仏の手前そういう手合いは少ないのはさすがです。
しかし、もし我ら夫婦二人だけだったら「おい、俺はここで待っているから、お前さんだけ行ってこいよ」などということになっていたと思いますが、友人と馬鹿話で時間をつぶしているうちに回向柱にさわり、芋づる式に本堂に入り遠くからライトアップされた前立本尊を拝ませてもらいました。
帰り道参道脇のお土産屋でコーヒーを飲み外を行く行列を眺め少子高齢化、不景気、新型インフルエンザ、などという単語が頭をかすめますが、「どれもまあそれほど深刻に考えなくてもいいんじゃないか」などと思ってしまうほど、大勢の人が集まるパワーを感じました。参道脇の蕎麦屋で昼食をとりながら、肝心の願い事を一つもしてこなかったことを思い出し信心の無さに苦笑してしまいました。
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