統合失調症様の妄想がある義母と
正統派認知症の義父。
不安だらけの
2人の生活は続きます。
そして介護中の思春期子育ても…
このブログは2017年からの
記録をもとに時間を追いかけながら
書いております。
今日は義父が
年に一回
脳神経外科🏥のMRIをとる
定期検診日です。
義父は数年前に脳梗塞で
倒れたことがあるので
それ以降 毎年
検診は受けています。
のんちん、この日は
次女の帰宅の時間が早いため
行きだけ駅前まで
車で🚗送って行く約束に
なっておりました。
その日は朝から
あいにくのどしゃぶり☔️です。
最近、病院🏥に行く日になると
決まって義母からは
“イヤイヤ電話”がかかって来ます。
「おとうさんが
着て行く服がないねん」
「おとうさんが
嫌がってて調子も悪そう」
（↑調子が悪いから病院行くのでは？）
とにかく理由をつけては
延期しようとします。
妄想やうつ的な症状
が
出始めてから
どうも何事にも億劫になって
しまっている義母。
要は義母が
行きたくないのです🙅♀️
しかしこの日は
年に一回、完全予約の
MRIの検査日です。
イヤイヤ言っていては
用事は片付きません。
「今から迎えに行くから」
と連絡だけ入れて📞
予定通り家まで
車で迎えに行きます。
義父母は車に乗り込みましたが
運転しているのんちんの後ろで
義母が落ち着かず
やたらハンドバッグ👜を
ゴソゴソかき回しているのが
気になります。
私「どうかしたの？」
💦「カギがないねん。
出かける前まではあったのに。
カバンの一番表面に
置いてたの。
おかあさんちゃんと
見たの覚えてるのよ。」
出かける寸前まであったはずの
鍵🔑がなくなり
やむを得ず義父の鍵を使い
家を出てきたとのことでした。
義母にとって鍵🔑は大事です。
昔から戸締りは
厳重かつ慎重。
マチコさんが
お出かけの前に唱える
呪文のような呟きがコチラ。
「ガ〜〜ス！
スイドウ！
デ〜〜〜ンキ！
カ〜ギ！」
この「ガ〜〜ス！」の“〜〜”の間に
2つあるガスのコンロ🔥を指差して確認。
同じく“〜〜”で家中の
すべてのスイッチ🔲やカギ🗝を
チェックしていきます。
この呪文、私は知りませんでしたが
この家に預けたことのある
子供達は2人とも
「ああ、ばあばのアレね」
と知っていました
家を出るたび
毎回コレをやっているわけです。
夫によると
自分が小学生の頃から
言うてたよ、とのこと。
それくらい
戸締りには過敏です。
とにかく
自分が思うところが
思うようになっていないと
非常に不安になるのが
義母マチコさん
ましてや
妄想があります。
今から病院に行くのに
大丈夫⁈💦
病院の時間🕰は
今さら変更できませんが
のんちん、義母の精神状態が
不安定になるのを恐れて
「病院まで送っていこうか？」
💦
と申し出ました。
が、結局
義母は眉間にシワを寄せたまま
“行ってくるわ”と雨の中
車から降りていきました。
そしてその日の午後。
「今帰ってきたわ。
カギでしょ？
それがね、のんちん。
おかしいのよ。
帰ったら台所に置いてあるの。
おかあさんね
ちゃんとカバンの
上のところにあるの
見たのよ。
カバンの中からなくなって
台所に移動してるなんて
どういうこと？
誰がこんなこと
したんやろ。
いややわ。
気持ち悪いわ。」
自分の記憶に自信のある人は
コワイですね😅
まるで見えない誰かが
手品のように奪い取り
いたずらに台所に置いたかのような
言いようです。
というより
義母の記憶力自体が
いつのまにか混乱して
うまく機能しなくなっている
のかもしれません。
義母の場合
日付や日常の認識は
ほとんど問題ないので
自分でも気がつかないんだと
思います。
たしかにずっと以前は
義母の記憶力は
抜群に良かった。
でもたぶん今回のは
ただの義母の置き忘れ。
似たようなことは
おそらく義母の日常に
たくさんあるのだと思います。
義母が思った場所になかったモノ。
思った通りの状態でなかったモノ。
年を取り思ったようにいかない行動。
そして行き場のない気持ち。
義母の中で解決できないモノたちは
てんでに勝手に動き出して
義母の頭の中で
勝手に結びつきます。
義母にしかわからない
妄想という形で。
なーんて完全に
素人の勝手な
憶測ですが！
とにかくカギ🔑もあったし
たいした混乱にならずにすんで
よかったです
🍀つづく🍀