続きです。
「肩墻」
「けんしょう」と読み、戦場で敵弾から砲手、砲車を守るために築く土の囲いのこと。
「提嚢」
検索しても意味が出て来ません。「ふりがな文庫」というサイトに引っ掛かって「ていのう」と読むことは分かりました。カバンなどを「提げる」という字に、袋や袱紗という意味の「嚢」ですから、手提げ袋のようなものと想像できます。
「擲弾」
「てきだん」と読み比較的近距離の人員または資材を攻撃するために炸薬または化学剤を充填した小弾薬のこと。
「上膊」
「じょうはく」と読み、腕のひじから上の部分、二の腕のこと。
「奸黠」
「かんかつ」と読み、悪賢いこと、狡猾という意味。
「颶風」
「たいふう」と読み、いわゆる「台風」のこと。
「驚駭」
「きょうがい」と読み、非常に驚くこと。
「輜重兵」
「しちょうへい」と読み、旧日本陸軍で輜重の輸送を任務とした兵士のこと。輜重とは、軍隊で前線に輸送・補給するべき兵糧、被服、武器、弾薬など軍需品の総称。
「壊走」
「かいそう」と読み、軍が戦闘に敗れて無秩序に逃げること
「慄然」
「りつぜん」と読み、恐ろしさに震えるさま。
「洶湧」
「きょうゆう」と読み、水が勢いよく湧き出ること。
「溢漲」
「ちょういつ」と読み、みなぎりあふれること。
「擬制」
「ぎせい」と読み、実質は違うのに、そう見なすこと、見せかけること。
「賤夫」
「せんぷ」と読み、卑しい男、身分の低い男という意味です。
「癩病」
「らいびょう」と読み、現代で言う「ハンセン病」のこと。
「瀝青」
「ちゃん」、「せきれい」と読み、本文中では「ちゃん」でした。「ちゃん」近世の和船や唐船の船体・綱具などに用いる防腐用の塗料のこと。また、天然のアスファルト、タール、ピッチなど黒色で粘着性のある物質の総称という意味もあり、こちらは「ちゃん」でも「せきれい」でも良いようです。
「轡」
「くつわ」と読み、手綱につなぐ輪が両端にある金具で、馬の口に含ませて使用する。
どうにかすべて終わりました。読み終えるのも大変でしたが、こちらも結構な量となりました。これをあと3回、、、がんばります。