伴走 | 野村孝博のブログ

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 パラリンピック女子マラソンで道下美里選手が金メダルを獲得したのは記憶に新しいところですが、前回のリオ大会では銀メダルでした。見事にステップアップされていますね。まったく存じ上げていなかったのですが、道下選手は2017年の園遊会に招待され、当時は皇太子殿下だった陛下とジョギングの話で盛り上がったのだそうです。そして、2018年6月には道下選手を赤坂御用地に招いて、20分程度伴走者を務められたのだそうです。

 

 陛下はパラリンピック関連の本を読み、動画でも研究して伴走に臨まれたそうです。しっかり準備をしてくれたことに道下選手は「忙しい中でここまで準備してくださった。人柄に触れられたことが財産になった」とコメントしています。銀メダルからこうした経緯を経て、陛下自らは大会の名誉総裁をお務めの大会、道下選手が金メダルを獲得されたというのはとても嬉しかったに違いありません。そんなエピソードを知った上で、金メダルの報を聴きたかったです。

 

 遡って1964年のパラリンピック東京大会ですが、この大会では当時皇太子殿下だった現在の上皇陛下が、選手たちの躍動する姿に感動し「このような大会を国内でも毎年行えれば」と大会関係者の背中を押されたのだそうです。翌年から全国身体障害者スポーツ大会、現在の全国障障害者スポーツ大会が毎年開催されることになったということです。このお言葉が無ければ、障碍者スポーツの振興は10年遅れていただろうとも言われているそうですが、目指す大会が4年に1度のオリンピックだけでなく毎年になったのだとしたら、選手たちのモチベーションも挙がるでしょうし、10年以上進んだと言えるのではないかと思います。

 

 パラリンピックの国内開催は東京、長野、東京の3度で、先の東京と長野では天皇陛下がオリンピックの名誉総裁、皇太子殿下がパラリンピックの名誉総裁をお勤めになられたのだそうですが、今回は両方とも天皇陛下がお務めになられました。宮内庁幹部は「オリンピックとパラリンピックが肩を並べる大会になった」とコメントしています。そうした位置づけの大会だったということを知り、もう少しちゃんと観ておけばよかったと後悔している私です。