こんばんは 野村珈琲です
鎌倉の山奥 北鎌倉台商店にひっそりと佇む喫茶店です
自家焙煎したコーヒー豆をネルドリップで淹れております
本日は珈琲豆の焙煎についてお話しさせていただきます
企業秘密とかだいそれたものは特にありはしませんし、最近では家庭で焙煎をされるかたも多いようなので
特に蘊蓄を語るようなこといたしません
ただ野村珈琲でお出ししている自家焙煎コーヒーはこんな感じなんだと
遠巻きに覗いていっていただければなぁと思っております
焙煎の話も結構長くなりそうなので今回は前編で馴れ初め程度にしておきます
焙煎部屋 もとは私の趣味部屋でした 今でも趣味のアンティーク品などのディスプレイが残っています
愛用焙煎機 Neji Coffee Roaster
国分寺にある珈琲屋ねじまき雲さんからのアドバイスを受けながら作られたOn The River 増滿様の渾身の作品です
3.2mm厚の鉄製で重みはありますがハンドルに指がかかるカーブがあるため、豆を取り出すときでもあまり重さを感じることなく上下に揺らしながら取り出せます 焙煎する人のことをよく考えながら作られた道具です
なんといっても蓄熱がすごいため豆にムラがでにくく強火短時間焙煎をしている私にとって最高の焙煎機です
深煎りなのに味と香りをより感じることができます
焙煎手法については猿楽珈琲様に1日体験で伝授していただきました
(猿楽さんは猿楽町→弘明寺で珈琲店をされていましたが今は通販のみです 現在弘明寺の店舗は海苔子珈琲さんが受け継がれております)
もともと何度か私も妻も客として弘明寺の猿楽さんにはお邪魔していたのですが
たまたま焙煎見学の催しがあり参加させていただきました
それが2022年の12月です (妻は別日に抽出方法を猿楽さんに教わりに行っています)
猿楽さんのコーヒーといえば二十三番地という名のシダモG4を使った泣く子も黙るような極深煎りのコーヒーです
もちろん苦みはあるのですが同時にダークチョコレートのような甘みとシダモの特有の香りが鼻に抜けていきます
(猿楽師匠についてもまた長くなるのでここまでにしておきます)
そこで一緒に参加されていた海苔子珈琲さんにNejiCoffeeRoasterの存在を教えていただきました
焙煎機については右も左も分からぬペーペーだったため何を使おうかなんて1ミリも考えていなかったので
焙煎方法を伝授されつつ同時に別の蜘蛛の糸が天からやってきました
この日は私にとってコーヒー記念日です
すぐに教えていただいたOn The Riverの増滿様に連絡を取り
レンタル機を借りて自家焙煎にトライ
もちろん初めては煎り止めタイミングが全く分からず煙がもくもく黒焦げ なんと無残なコーヒー豆(シダモG4)
エチオピアの生産者さま本当にごめんなさい こんなつもりじゃなかったの・・・
そもそもこの時点ではあの猿楽流のコーヒーを素人が見よう見まねで焙いているので
自分のしていることが小中高校飛ばして大学レベルのことにチャレンジしているなんて考えてもいませんでした
でも何度かトライし増滿様のアドバイスを受けながらなんとなしに焦げることもなくなりました
そこで即購入を決めたのです
この焙煎機 佇まいも素晴らしく、質実剛健、手に入れた瞬間にこれならやっていけると将来の兆しを感じ取りました
さぁここからが自家焙煎のはじまりはじまり~ タン、タン、タン・・・(拍子木の音)
まだまだ続きますが今日はこのへんで
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