核燃サイクル撤退のとき

議員と市民の学習討論会 in 関西 

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク・関西福井ブロック

 

という集会に エルおおさかに・・・

 

 

第一部は、フランスへの調査団によるインタビュー記録「未来無き原子力産業、しがみつく日仏ロビー」DVD上映

原子力物理学者や核物理学者、議員や区長など6人へのインタビュー

原子力の根源は軍事であること。仏議会では原子力はタブー視されていること。フランスは先を見通せない国であること。電力会社では、技術者の枯渇で原発の維持が無理であること。等々の意見を述べられていました。

 

第二部は、ヒアリング

当初の予定では、6月14日の院内集会を経て、さらに言及する予定だったそうですが、日本原子力研究開発機構、規制庁は参加されず、近畿経済産業局・資源エネルギー環境部長の出席のもと質疑応答が行われました。

福山哲朗議員の挨拶から・・・辰巳孝太郎議員も出席

①核燃料サイクル政策について

②新高速炉計画について

③もんじゅ廃炉の諸問題

④余剰プルトリウム問題

⑤再処理の諸問題

池島芙紀子さん、今大地敦賀市議会議員、ストップ・ザ・もんじゅの宮崎さん、中嶌哲演さん、服部良一さん、山田清彦(核燃阻止1万人訴訟原告団)さんが質問にしました。

残念ながら、資源エネルギー環境部長は原子力については専門ではなく、答えられる部分が少なく、詳細は分からない、ということで基本計画に沿って回答されるだけなので、要望に終始することになりました。

それでも、出席されたことには感謝ですね。

 

第三部は、中嶌哲演さん、宮崎寛さん、服部良一さん、山田清彦さんたちによる学習会でした。

もんじゅ・普賢菩薩・プルトリウムの名前の使い方や、フランスとの高速炉を開発するための共同計画についてや、米国との関係の中での原子力政策についての経過、現在のミサイルの問題などについて、等々詳細に学ぶ内容もありました。

 

 

 

再処理施設等を動かすと、直接処理するよりも膨大な費用が掛かっている矛盾(費用は電気代に含まれている)。プルトリウムも放射性廃棄物も増大し続けている現実。結局は、原子力政策は破綻しているってことですね。

一番の問題は、プルトリウムの軍事利用の可能性です。

結論は、脱原発・脱プルトリウムです!!!

 

要請文「一刻も早く核燃料サイクル政策から撤退してください」を

内閣総理大臣・文部科学大臣・経済産業大臣宛に参加者一同で提出いたしました。

 

なぜ、福島原発の大事故の問題も何も解決していないのに、再稼働がされていくのかが、理解できません。

政府は、現実を直視するべきです。