11月20日(火) 民主党大阪府連第2回男女共同参画委員会が開かれました。
連合大阪事務局長 脇本さんをおよびして、連合大阪作成の「格差社会是正に向けた取り組み」の資料から、特に女性の労働にかかわって説明をしていただきました。
なんといっても、パートタイム労働という領域で働くことと、正社員として働くことの賃金差や労働条件など、本当に格差は大きく開いてきています。
昔は、家庭の主婦が補助的に収入を得るために、パートタイム労働に従事することが大半であったわけですが、今は、規制緩和や経団連の非正規雇用を増やす方針のもと、正社員になることができずパートタイム労働に従事する若者も多くいるわけです。年収200万円以下の労働者が増加し、ワーキングプアという現象がおきているわけです。それは、本人の責任ではなく、政策そのものに問題があったわけです。
外国では、パートタイム労働は「短時間労働」ということだけで、賃金差などはないそうです。
このままでは、日本の社会は崩壊してしまうのでは、という中で、もちろん意識変革も必要ですが、どのような政策をすすめていくのかも大きな課題となっています。
「パートタイム労働法」が改正され、2008年4月1日施行となりますが、
まだまだ課題が多く、「改正」とまでは言えないのではないか、という考えもあります。少しは前進ができている、ということで、これからもさらに労働にかかわることはしっかりと考えていかなければなりません!
資料の中で、景気は確かに上昇しているが、その利益の配当が、株主と企業にしかされていなくって、労働者はむしろマイナスになっているグラフがありました。付加価値分配のアンバランスに驚いてしまいました。
今日の委員会への出席は少なかったのですが、脇本事務局長のいつもの熱の入ったお話もわかりやすく、これからも共にがんばっていくことを約束しました。

会議の後は、森みどり府会議員と橋本のり子高槻市議会議員と一緒に、高津ガーデンで開かれている「第14回 退職教職員 いきいき作品展」におじゃましました。
いつもたくさんの方が出品されていて、そしてすばらしい作品に感嘆しています