アメリカ12 ~ロサンゼルス3『UCLAとサンタモニカ』~ | グッドラック

グッドラック

自分の周りのあれこれ

最近ずっと沢木耕太郎の『深夜特急』という小説を読んでいる。

作者の自伝的小説で、26歳の時に突然仕事をやめて
インドのデリーから乗合バスだけでロンドンを目指す
っていうストーリー。

全6巻で香港・マカオ編からスタート。
現在第6巻のポルトガル編を読み終わったところであと一息で読み終わってしまうのです。

それまでにまたブログを更新しようと思いまして





というわけで、ロサンゼルスで迎えた3度目の朝

この日いつものようにノンビリ起きてキッチンに朝食を食べに行った時
小さな出会いがあった。


というのもトースターの調子悪いな。とか思ってたら横にやってきたアジア系の人が
「なんかおかしいね!」と声を掛けてきて、内心ちょっと面倒だったけど、返事して
ってしてたら
その人「どこから来たの?」 俺「日本」
「日本のどこ?」 「大阪!」
「大阪のどこ?」 「(ん?知ってるん?)堺」
「自分は日本とアメリカのハーフで、大阪では吹田に住んでた!」

ってまぁ勿論最初は英語で会話してたんだけど、
そのまま同じ席で話し始めて、凄い楽しかった。
名前はジョナサン君でメキシコの方から一人旅で片方の実家のシアトルを目指してるという。
ビザが切れる頃に日本に帰る予定!っていうことらしかった。
勿論ハーフだし、英語がペラペラ。


ずっと日本語で喋ってたら同席だったブラジルとイタリアのハーフ(国籍はブラジル)が話しかけてきて
「自分はどんな所が気に行った」とか「ロサンゼルスならここが良かった!」とか
これが憧れてたやつや。。って思いながらちょこちょこ話にも加わった。


束の間の楽しい時間を過ごし、その日にロスを発つらしいジョナサン君とさよならした。
(今の時代だし、簡単にfacebookの申請で連絡先の交換できる。なんと便利なことか。)



というわけでノンビリ出発。
アメリカに着いて暫くは「どこ行くのも観光地は混むし、できるだけ朝早く出ないと!」
とか思ってたけど、このころになると時間が決まってない限りは「少々ノンビリ出ても余裕」
って思い始めてた。



最初の目的地はUCLA!!
正式名称University of California, Los Angeles
アメリカ西海岸有数の名門大学




ビバリーヒルズの裏道辺りになるんやけど、勿論高級住宅街でいちいち家が凄い。




バスでハリウッドから30分ぐらいかけてUCLAに到着。

海外の大学って凄い興味あったけど、
とにかく建物が綺麗だし、学生は楽しそうだし、芝生で寝そべって休んでる光景とか
何から何まで素晴らしかった。









あまりにも綺麗な青空だったから余計に綺麗だと思ったのもあるかもしれないな。





あと、凄いと思ったのはUCLAの中に消防署があり、警察署があり、敷地内までバスが入ってきたり

一つの大学が小さなコミュニティになってるっていうのが日本ではなかなか見ることができない面白さだなと思った。


予定通り昼ごろにサンタモニカビーチに向かおうと思ったけど、腹が減ったのでSUBWAYに入ってみた。

やっぱりSUBWAYは人気みたいで、この旅行中も結構あっちこっちでSUBWAYがあるのを見かけてた。
(普通にマクドナルドよりたくさんあったな。)

ただ入ってから気づいたけど、SUBWAYって日本でも色々こっちから注文するでしょ?
それが英語になるんだからてんやわんやw
店員のおばちゃんにしかめっ面されましたわww

まぁ無事に食べ終わって
バスで更に45分ぐらい!
サンタモニカビーチに行った。




バス停からビーチに歩くだけで南国感が漂ってきた。




見えたぞ!



ってかビーチ広すぎやろw

浜辺にたどり着くまで10分ぐらいかかったわw



この通り。美しい砂浜









砂浜で座り込んで黄昏てたけど、
見れば周りはカップルばかり。
気持ちは凄く穏やかで、最高に幸せなんだけど、この時につくづく「あぁ自分は一人でアメリカにいるんだなぁ」っていうのを痛感した。





あと、ゲイのカップルと思われる2人組もいた。
日本ではまだまだ同性愛っていうのが偏見を持たれがちだけど、こんな光景に出合えるのもアメリカだからこそなんじゃないか?と思ったりもした。




でも本当に心は晴れやかで太平洋を眺めながら
「この海の向こう側に母国日本があるのかー」ってシミジミと感じ入ってた。



多分1時間ぐらいそんなしてダラダラして
サンタモニカピアという小さなモールみたいなところへ!



ここは何と言っても、グランドキャニオンのツアーでも訪れた『USルート66』
その終点!

この道をず~~っと辿って行けばシカゴまで続いてるんだったかな?とか考えて
なんとも不思議な気持ちになった。





旅の中で色んなストリートミュージシャンを見たけど、特に印象に残ってるのは2人で

一人はサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフで
ルイ・アームストロングの『What A Wonderful World』を歌ってた白人で
もう一人がこのウクレレのハワイアン

やっぱり2人とも情景とセットになって素晴らしさを感じた。

この土地のこの風景だからこの音楽があるんだなと深く感動した。





ルート66を辿る旅とかベタだけど、だからこそ面白そうだな。と思った。




日が暮れ始めたからあまり良い写真じゃないけど、サードストリートプロムナード
ここは通りが一本丸ごとショッピング街みたいになってる。
ただ、綺麗な海を見た後だとそれほど興味も起きなかったので
普通に通り過ぎただけだったw


またサンタモニカからバスで1時間ぐらい揺られてハリウッドの近くまで戻ってきた。




帰りにロサンゼルスでも指折りの名店だと言われてるホットドックの店PINK'Sに行った。



チリチーズドック多分4ドル弱だったかな?

勿論美味しかったけど、この店で一番強烈だったのは店のおばちゃんのメキシコ訛り
ホントに「なんて言ってんの?」って聞きたくなるようなことがしばしばあったw


またバスでホステルまで帰ったんだけど、
バス停の近くに99¢ショップなるものがあったので興味本位で入ってみた。

日本の百均みたいな感じで、色んなものが売ってた。
お金がいよいよ底を尽きかけてたし、翌日の腹の足しになるような物と、簡単なお土産になりそうなお菓子だけ買ったw



ホステルには8時ごろに着いたけど、
六人部屋にまた一人分の荷物が増えてた。
部屋は俺の他がブラジリアンの三人組だけだったからどんなヤツだろうとか思ってたら
その本人が帰ってきて、
ビックリしたことにそれが日本人だった!


横浜の大学4年生で就職までに一人旅に飛び出してきたそうな。

自分が行ったところの情報交換や、経験談とかを話してた。
二人の結論は「やっぱりこういう旅に出たがるのは自分たちぐらいの年齢だよなw」ってことだったw


しばらくしたら朝も話してたブラジル人とその友達が帰ってきた。

横浜の彼曰く「普通ブラジル人は夜な夜な遊びまくってるから絶対遅くにしか帰ってこないだろw」
だったけど、普通に9時ごろに帰ってきて二人で笑いこらえてたw



そこで同室の5人でまた色んな情報交換が始まって、
ブラジル人たちが「明日スペースシャトルを見に行く!」って
はしゃいでたから、あれは本当に素晴らしかったよ!ってちょっと先輩風吹かせたったw



したら「サンタモニカで夕焼けは見たか?」って聞かれて、
サンタモニカじゃないけど、グランドキャニオンで最高の夕焼けを見た!
って言って写真見せたら唸ってたw


最終的にラスベガスで行ったストリップ劇場の話とか
体験射撃でバカでかい銃を撃ったとか
日本人と言えばDJが有名だろ!Steve Aokiが!あいつのライブはクレイジーだ!とか

くだらない話に花を咲かせて
ロサンゼルス最後の夜は最高の形で終えることができた。


翌朝朝8時までにユニオンステーションに行かないといけなかったので
横浜の彼には別れの挨拶ができなかったのが少し心残りだけど、
結果的にこのロサンゼルスの滞在も思い出深いものになった。



多分次回か、その次でアメリカブログは終わりになると思う。

とりあえず次はアメリカの移動について




ばいばい