先日、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
を観てきました。

有名美術館の名キュレーター(学芸員)が、
“ザ・スクエア”という作品の
展示を行うことになる。
だがある朝出勤中に財布と携帯をスられ、
それどころではない騒ぎに。
携帯のGPSを頼りに取り返しに行くことに
なるのだが、それをきっかけに彼の周りで
色々な小さな事件が起こる。

カンヌ国際映画祭で、
パルムドール受賞という本作。
小難しいのかなーと思いきや(失礼)、
社会派ブラックコメディ…といった感じニコニコ

難しくはあるのだけれど、難解で説教くさい
というより、後々じわ…じわ…と考えが
浮かんでくるような作品でした。
誰かとディベートしたくなるような。

というのも、本作に出てくる人たちは、
主人公をはじめ、
めちゃくちゃ悪い人は誰もいないんです。
ただ、じゃあ見知らぬ誰かが
「助けて!」と叫んでいたら
進んで助けるような人間か?と問われると、
そうではない。
むしろ、ミスを隠したり責任逃れしたり、
そんなことは日常茶飯事な人たち。

観ていると「あーあ」って気持ちになるのだけど、
じゃあ彼らを批判できるほど
あなた(観ている側)は善人ですか?完璧ですか?
と問い返されるような作品なのです。
あーむず痒い宇宙人くんwww

あなたはどこまで他人に優しくなれるか。
あなたはどこまで他人を信頼できるか。

そんな重いテーマを、軽妙に、ピリッと辛口で
投げ掛けられます。

2時間半という割と長い尺なのですが、
次はどうなるんだ!?と
集中してしまうパワーも持っているという…
不思議。
登場人物が話している相手をあえて画角に入れず
声だけが聞こえてくるシーンや、
会話をしている中で余計な雑音が入ってきたりと、
本来ならば集中力を削ぎそうな要素が
逆に「煩わしいなー、なんて言ってるんだ?」と
集中させるのでしょうか。
うーん、ほんと不思議。

劇場にもスクエアが!

監督のユーモラスで風刺たっぷりな作風が
とても良かったので、
他作品にも手を出してみようと思います照れキラキラ

皆さまも本作を観て、感じたことがあったら
ぜひ教えてくださいなウインク星