真央の男子並み高難度プログラム今後楽しみ 岡崎氏が解説
浅田真央が2季ぶりとなったGPのSPで71・73点をマークし、首位発進。ISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリストで、プロコーチを務めるスポニチ本紙解説の岡崎真氏が世界高難度のプログラムについて解説した。
ノーミスの印象すら与えるほどの浅田のSPだったが、ジャンプに少しずつ誤算があった。冒頭の3回転半は高さも回転も十分。だが、着氷でやや詰まり、加点は得られなかった。3―3回転の連続ジャンプは2つ目のループで着氷を急いだのか、回転を緩める動きが早く、回りきらずに降りてしまった印象だ。ルッツへの体重のかけ方がずれた。基礎点が70%となる減点ではあったが、不得意としてきたジャンプをSPに入れた"攻めの姿勢"は評価したい。
プログラム全体としては要素と要素のつなぎに「余白」が感じられ、まだ練り込んでいく必要性も感じられた。ただし、この構成を冷静に分析すれば、4回転ジャンプを持たない男子選手と同等。それだけの難度を本格的復帰戦でこれだけこなせたことは驚異的と言える。ボーカルの入るタイミングと表情による雰囲気づくりもマッチしており、清潔感のある大人の色気も感じ させてくれた。内容はもちろん、得点的にも余白は十分で、今後が楽しみになるものだったと思う。
(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
(スポニチより)
真央、SPの修正しょうと大事に行き過ぎた 岡崎真氏が解説
(スポニチより)
浅田真央がGP復帰戦を飾った。女子フリーは3位125・75点にとどまったが、6日のショートプログラム(SP)との合計で優勝。スポニチ本紙解説の岡崎真氏が浅田の演技について解説した。
浅田のジャンプのミスを精査すると、前日のSPの失敗しょうとした結果ではいか、と感じた。
例えば、SPの連続ジャンプは2つ目のループで回転を始めるのが遅れ、回りきれなかった印象だが、この日のループは高さを出そうとし過ぎて回転を始めるのが遅れ、回り切れなかったように見えた。転倒後のルッツのエッジの使い方はSPの違反より軽微になったが、大事に行き
すぎた結果、2回転になってしまった。
後半の連続ジャンプは、2つ目のトーループ。浅田はトーを突く動作で前のジャンプの流れを途切れさせてしまう傾向ががあるが、それが強く出てしまった。全体をとおして、先月のジャパンオープンより硬さが目立ったのは、やはりGPという舞台に戻ってきた緊張感かもしれない。
名前が呼ばれて30秒以内の演技開始というのは浅田不在の昨季からルール。ここでの減点も含め、まだ課題は多い。だが、冒頭のトリプルアクセルは抜群だったし、これだけミスが出ても勝ってしまうのだから、後ろ向きになる必要はないと思う。次戦では「試合勘」を取り戻した浅田の姿をみたい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
浅田真央が2季ぶりとなったGPのSPで71・73点をマークし、首位発進。ISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリストで、プロコーチを務めるスポニチ本紙解説の岡崎真氏が世界高難度のプログラムについて解説した。
ノーミスの印象すら与えるほどの浅田のSPだったが、ジャンプに少しずつ誤算があった。冒頭の3回転半は高さも回転も十分。だが、着氷でやや詰まり、加点は得られなかった。3―3回転の連続ジャンプは2つ目のループで着氷を急いだのか、回転を緩める動きが早く、回りきらずに降りてしまった印象だ。ルッツへの体重のかけ方がずれた。基礎点が70%となる減点ではあったが、不得意としてきたジャンプをSPに入れた"攻めの姿勢"は評価したい。
プログラム全体としては要素と要素のつなぎに「余白」が感じられ、まだ練り込んでいく必要性も感じられた。ただし、この構成を冷静に分析すれば、4回転ジャンプを持たない男子選手と同等。それだけの難度を本格的復帰戦でこれだけこなせたことは驚異的と言える。ボーカルの入るタイミングと表情による雰囲気づくりもマッチしており、清潔感のある大人の色気も感じ させてくれた。内容はもちろん、得点的にも余白は十分で、今後が楽しみになるものだったと思う。
(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
(スポニチより)
真央、SPの修正しょうと大事に行き過ぎた 岡崎真氏が解説
(スポニチより)
浅田真央がGP復帰戦を飾った。女子フリーは3位125・75点にとどまったが、6日のショートプログラム(SP)との合計で優勝。スポニチ本紙解説の岡崎真氏が浅田の演技について解説した。
浅田のジャンプのミスを精査すると、前日のSPの失敗しょうとした結果ではいか、と感じた。
例えば、SPの連続ジャンプは2つ目のループで回転を始めるのが遅れ、回りきれなかった印象だが、この日のループは高さを出そうとし過ぎて回転を始めるのが遅れ、回り切れなかったように見えた。転倒後のルッツのエッジの使い方はSPの違反より軽微になったが、大事に行き
すぎた結果、2回転になってしまった。
後半の連続ジャンプは、2つ目のトーループ。浅田はトーを突く動作で前のジャンプの流れを途切れさせてしまう傾向ががあるが、それが強く出てしまった。全体をとおして、先月のジャパンオープンより硬さが目立ったのは、やはりGPという舞台に戻ってきた緊張感かもしれない。
名前が呼ばれて30秒以内の演技開始というのは浅田不在の昨季からルール。ここでの減点も含め、まだ課題は多い。だが、冒頭のトリプルアクセルは抜群だったし、これだけミスが出ても勝ってしまうのだから、後ろ向きになる必要はないと思う。次戦では「試合勘」を取り戻した浅田の姿をみたい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

















