アーユルヴェーダの経典 「チャラカサンヒター」の本を読んでいて、朝起きる時間について書かれていた。

「朝は日の出前に起きるのがいい。夜は10時前後に寝ること」

まぢか。

日本にいるときはほぼ無理だった。

100%夜型の生活。東京ど真ん中に住んでたこともあって、向かいはコンビニ、5分歩けば吉野家やドンキホーテ、24時間営業の店が山手通り沿いに並んでいた。毎晩夜ねれなかった。そして朝も起きれなかった。

インドに住んだ。

うわさの猛暑の季節がやってきた。

「まだまだこれから暑くなるよ」

といわれて1ヶ月がたつけれど、結論 「アーユルヴェーダ的生活」は正しい。

インドの夜は寝苦しい。だからどうしても早起きになる。朝が一番すずしくて活動するには最適だ。この時間がもったいないぐらい。

だから、ものすごく腑に落ちる。そもそも太陽とともに活動し、生活するのが本来なのだから。

私のアーユルヴェーダはこういうところで体の中に入ってくる。

ま、エアコン付の快適なたたずまいなら別なんですが

5000年前、電気がない時代に書かれたチャラカサンヒター。

そこに書かれた時は、きっと24時間営業の店やコンビニなんか想像できなかっただろう。でも、先人たちはすばらしい文献を残してくれた、文明が発達するにつれ昔は考えられなかったような病気が増え、悩んでいる人がいる。人間は自分たちが作ったもので悩み、苦しんでいるような気がする、だとしたら、それをなおすためには、無理をしてでも変えないといけない。

環境を変え、付き合う人を変え、自分を変える。

体がおかしいのがわかっていても、「仕方ない」と無理を続ける人がいる。

仕事だから、と我慢をしている人もいる。

もっと、みんな自分の体とちゃんと向き合ってあげたらいいのに。と思う。

体はきちんとシグナルを発している、それに気づけるかどうかは日ごろの自分の体に対する「気遣い」以外のなにものでもない。

日本の三大疾患は、ガン、心疾患、そして脳卒中。

すべて成人病に起因する。=生まれもって持っている病気ではないということ。そして決して突然ではないということ。体は正直にできている。

自然に逆らわない。

インドでは、このチカラが大きな流れを汲んでいる。ガンジス川みたいに。

日本はココロの時代、といわれているけれど、実はそのお手本はインドにある。

だから魅かれるのかな。

日本に住んでいると難しいんですよ、それはよくわかる。だから1ヶ月、思い切ってインド来て見ることをオススメします。その1ヶ月日本にいなくても仕事をしなくても、実はさほど支障はなくて、大きな力が次のあなたを動かすことができるから、絶対に大丈夫です。

自分のブレーキは自分が作ってるだけだから。

朝のおきる時間から、つらつらと書いたけど、行動できる人はもうしてるんだろうな。せめてこれを読んだ人がなにかの行動のきっかけになったら嬉しいです。

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