家族心理学の視点で自分を見つめ直す | 無農薬栽培 みんな集まれ!ノーマ農園

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2011年春、愛知県愛知郡東郷町諸輪畑尻山90番地に、すべての人がノーマルに生きるための農園が誕生しました。その名も『ノーマ農園』。


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私の人間成長における師匠である野口嘉則さんから、11カ月かけて学ぶ自己受容コースを受講しています。

そのエッセンスを月1回皆さんにシェアさせて頂いています。

今回のテーマは、「家族心理学の視点で自分を見つめ直す」です。

 

前3回までは、自我の確立を図るために必要な自己受容を進めるため、心の器の強化の話をさせて頂きました。

今回は少し視点をかえて、家族という最も影響力がある人間関係から自分を見つめ直すというお話となります。

 

心理療法では、個人に焦点を合わせた個人療法と家族全体にアプローチする家族療法があります。

家族療法では、家族全体のひずみをある個人が表面化する役を担っていると考えられていますので、家族療法では悪者はいないのです。また、家族を構成要員全体が影響し合っているシステムとして捉えています。

 

要するに、問題が起こった際に悪者捜しをして直線的因果論でその個人を直そうとするのではなく、相互に影響し合っている家族に対して循環的因果論でアプローチするというものです。

更にわかりにくくなってしまったかもしれませんね。

 

どこが原因で問題が起こったかという原因探しを直線的に(ある意味短絡的に)考えるのではなく循環的に見てゆくと、一時的ではなく根本解決に導かれるというものです。

そのひずみに気が付いた人が、自分から解決のきっかけを作って行けば良いのです。

 

家族心理学の権威が、健康な家族とそうでない家族を調査して発見したキーワードが世代間境界というものです。

人間関係において境界線を引くことが、心の器を強くして自己受容につながるという話ともつながっています。

 

結論を先にお話ししますと、家族の中にしっかりした世代間境界(階層)がある家族が健康的な家族員を育むというものです。

通常の家族では、親世代と子世代の二世代、三世代同居というパターンもあると思いますが、キーになるのは夫婦連合です。

 

その前に、子供が健全な成長をしてゆくためには同性の親をモデリングするというステップがあるのですが、そのステップは以下です。

1.子供の心理的成長の過程で異性の親を独り占めしたいという欲が出てきます。

2.夫婦連合がしっかりしている家庭では、その欲求が満たされないことを知り、去勢体験を通じて万能感を手放すことになります。

3.同性の親を尊敬してモデリングすることに繋がって行きます。

 

この際に、しっかりした横の階層の夫婦連合が無く、母子連合という縦の連合ができてしまうと、このステップを踏めなくなってしまいます。

しっかりした階層がある秩序ある家庭の中では、子供は安心して親に甘えられるのですが、そうでない場合は外にその秩序を求めてゆくことになります。

 

しっかりした夫婦連合とは具体的にどんなものかというと、

●親の決定事項と子供の決定事項についてはっきり決めていて、大切な意思決定権は親がもつ。

例えば、物を買うか買わないか、夕食の献立、遊びに行く場所などの決定は養う親が決めるということです。決めると言っても独断で決めるのではありませんので誤解しないでくださいね。皆で話し合ったうえで、最終決定は夫婦連合で決めるということです。

●子供の前では、パートナーとケンカしない。

●子供にパートナーの悪口や愚痴を言わない。

などです。

 

一人親で子育てをされている方などは、一人で2人分の役割を担うことになり重圧を感じるかもしれませんが、外にある子育て支援施設の助けを借りることも必要だと思います。

 

世代間境界が不明瞭な家族は、家族それぞれの境界線も不明瞭になり、てんめん家族や遊離家族となることも知られています。

てんめん家族とは、個人の役割が曖昧で家族メンバーがお互いの幸福に行き過ぎた関心を抱いている家族のこと。

遊離家族とは、家族間の交流が無くそれぞれに関心を持っていない家族のことです。

 

自分やパートナーの家族を2~3世代たぐってゆくと、そこに綿々と受け継がれた家系の癖のようなものが浮かび上がってきますので、見てみると良い気づきになるかもしれません。

 

余談ですが、世代間境界の考え方は組織の階層にも応用できる理論です。

 

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