もう発売前からかなり話題になっていた日本シャフトさんのハイブリッド用シャフトをさっそく手に入れて使ってみたので感想をちょこっと書きますね。
 
そのシャフトがこれね。
 
 
正式名称はちょっと長いのですが「N.S.PRO MODUS3 HYBRID Graphite On Steel Technology」ってことになります。
 
ま、モーダスのハイブリッド用シャフトってことになるのですが、名前を読んでそのままの、スチールシャフトの上にカーボンを巻いたシャフトです。
 
その頭文字を取って、通称「GOST」
 
なんかカッコいいよね。
 
名前もかっこいいのですが、マットブラックのシャフトに文字が白でプリントされてて、「GOST」の部分だけが赤になってるとこもめっちゃカッコいいんですよ。
 
もうこのデザインだけで「使ってみたい〜」って気持ちになる。
 
ってことで、僕は最近ずっと使ってるテーラーメイドのGAPR3番と4番の2本に入れてみました。
 
 
このGOST、フレックスがS・TS・X・TXと4種類ありまして、SとTSが92.5gで、Xが102.5g、TXが112.5gというふうにフレックスによって重さが違います。
 
トルクはSとTSが2.7でXが2.5、TXが2.3となっていて、全て元調子です。
 
僕はですね、ちょっと前に日本シャフトさんのお仕事をさせてもらいまして、その時にちょこっと試打させてもらったのですが、SよりもなんだかTSのほうがいい感じで打てたのでTSを注文しました。
 
ちなみにTSってのはTour Sってことです。
 
SとTSは数値的には同じなんですが、実際にはまあまあハードになってるみたいで、打つ前にはちょっと失敗しちゃったかな〜なんて思ったりして。
 
だってね、前にGAPRに入れてたKBSのカーボンシャフトは70g台だし、この前入れたTENSEIのハイブリッド用は80g台。
 
でもこのGOSTは92.5gもあるので、KBSのシャフトに比べたら20gちかく重くなってるってことだもんね。
 
いい歳のオッサンである僕にはもしかしたらハードすぎるシャフトなのかも・・・。
 
 
このGOSTはスチールの上にカーボンが巻かれてるってことで、カット前の状態だとこんな感じになっています。
 
 
ね、中にスチールが入っているでしょ。
 
全長にスチールが入っているので、たぶん80g台とかのシャフトは作れなかったんじゃないかと思うんですよね。
 
スチールの上にカーボンを巻くことでどういうメリットがあるのか?
 
カーボンシャフトって飛距離が出たり、優しくボールを上げることが出来たりってメリットがあると思うのですが、その反面ボールをコントロールするとか打感がぼやけたりとかって弱点もあるわけですよ。
 
逆にスチールシャフトだと、コントロールはしやすいけど、飛距離的には少し不満があったり。
 
このGOSTはその2つのシャフトのいいとこ取りってことらしいんです。
 
そんなうまい話があるのか?
 
ってことで、さっそくこの前のラウンドで、一度も練習もしないままに使ってみました(しかも試合で)
 
ワッグルしてみたり、素振りしてみた感じでは思ったよりも重さは感じなくて、けっこう振りやすかった。
 
ただね、日本シャフトさんのサイトに書かれていたのですが、このシャフト「ヘッドスピード44m/s以上のアスリートゴルファー」に向いてるってことなんです。
 
僕はヘッドスピード42〜43m/sくらいしかないし、しかも無謀にもTS刺しちゃったりしてるし・・・
 
僕の場合GAPRはかなり重要なクラブで、190ヤードから200ヤードちょいのパー3で使うわけですよ。
 
試合とかになるとそのくらいのパー3がけっこうあって、かなり出番が多い。
 
なので、GOSTにして飛距離が落ちちゃうのが一番怖いわけです。
 

で、この前の試合の時にラウンド中5〜6回使ってみましたが、予想以上にいい感じに打てました。
 
振った感じは、やはりあまりしなりは感じないのですが、硬くてどうしようもないってことはなく、けっこう気持ちよく振り切れる。
 
弾道は中弾道って感じで、けっこう強い球が出ました。
 
205ヤードくらいのパー3で3番を使ってみたのですが、これが捕まりすぎてフックになってしまい左のサブグリーン奥まで行ってしまったのですが、飛距離的には十分飛んでいました。
 
地面からも2回位打ちましたけど、これもなかなかいいショット。
 
地面からのショットはちょっと飛距離が分からなかったので、今度またホームコースでそのあたりはちゃんと検証してみようと思います。
 
2回パー3で使ったのですが、2回ともフックボールになってしまいました。
 
これは僕が捕まえて飛ばしたいという意識で捕まえに行った結果なんですけど、捕まえに行くとちゃんとボールが捕まるってことで、思ったように操作することが出来るシャフトだな〜という印象。
 
あと数回打てば、どのくらい捕まえに行くといい感じの球になるのかってのが分かってくると思います。
 
で、心配していた飛距離ですが、これはカーボンが仕事してくれているのか、70g台のカーボンシャフトの時とあまり変わらないくらい飛んでいると思います。
 
1ラウンド使って思ったのは、やはり打感は普通のカーボンシャフトよりもしっかりとしていて気持ちいいですね。
 
変なしなり方をしないので、ヘッドがどこにあるかが分かりやすくて、ミートしやすい気がします。
 
たしかにスチールともカーボンともちょっと違う感じのシャフトだな〜って気がしました。
 
とりあえず第一印象はかなりいいので、あと数ラウンドして、またレポートしたいと思います。
 
なによりめちゃカッコ良いので、それだけでちょっとテンション上がりますね。