今回も日曜の夕方からの出撃。
天気予報の条件はイマイチだったけど、ダメだと思ってた前回でも食ってきたので行くだけ行ってみたのだった。
ポイント到着。
意外にも風向きは悪くない。
先週秒殺されたポイントへ行くと先行者が居た。
それで空いていたもう1つの重要ポイントに入る。
雰囲気は良い感じなのに、開始後しばらくは反応の無い時間が続いた。
湖流の強い所から弱い所へリグが抜けるのを感じながら、
(何でここで食ってこない?)
と思っていた。
ただ、ここが良い時の状況とはまた少し違う。
魚の居場所やリグの流れ方がズレているのかもしれないと思い、どこが良いのか探る感じで多方向へキャストしていた。
すると、
〈 コ 〉
( !! )
当たったのを合わせると乗らなかった。
(うわ~)
貴重なバイトなのに。
でも、掛けて逃げられるよりは次の可能性があるだけマシだ。
続けていると、
〈ズモ〉
( ん! )
フッキング。
〈ずん〉
(よっしゃ!)
今度は乗った。
ファイト中に先行者が引き上げてくるのが見えた。
釣れたことを知られたくなくて動きをできるだけ抑えたけれど、多分見られていただろうね。
前回は多段振出のネットで掬うのにもたついてバラシてるから、今回はサッと掬えるように釣り具店の軒先に置いてあるようなアルミの2段振出のネットを携行していた。
これを腰から抜いて背後に置く。
〈グググググン!〉
結構パワフルだ。
と思ったら、
〈バシャッ、バシャシャッ〉
(あれ、もうそこか)
意外にすんなり寄せて浮かすことができた。
ネットで掬う。
体高の有る魚だ。
(よっしゃよっしゃ)
45㎝は超えてると思って測ってみると、
(あれ!?小さい)
予想以下の43㎝だった。
この後、空気が温かくなった。
やっぱり気象が変化する直前には反応があるんだ。
それが続いてくれると良いのだが、そう甘くはなかったので先行者が居なくなったポイントに入ってみた。
しかしこちらも全く当たらない。
今シーズンのここは去年より当たる確率が落ちている。
とは言っても、それはこのポイントだけの話ではないんだけどね。
まあ当たらない所よりは釣れた所の方が条件は良いはずだ。
それで戻ってみると湖流が弱くなりメリハリもなくなっていた。
(何だよ…)
川なら条件悪化だ。
(この感じだと、この方向へ投げれば良いのかな?)
沖の底の変化を通るように考えながらキャストしていたら、
〈クン〉
( ! )
(えぇ~っ)
またもや乗らず。
(くそ~)
続けていると、
〈グン〉
( よっしゃ! )
〈ズズズン!〉
今度は乗った。
(さっきのより大きいぞ)
慎重に扱っていたら、今度も意外にあっさりと目の前に浮いてきた。
(あとは掬うだけ、と)
背後に置かれたネットを取ろうとした時、
〈バシャバシャ〉
(おとなしくせい)
[プン]
( は!? )
バラシてしまった。
50㎝には届かなかったと思うけど、暗がりで目にした魚は45㎝を超えていたように思えた。
ランディングをもっとスムーズにしなきゃいかんな。
S山さんのランディングは本当に流れるように無駄な動作がない。
あれを目指さなきゃ。
さて、バラシはしたけれど今はこのポイントが熱くなっているように思えて粘ってみることにした。
食ってくるのは同じ辺り。
そこに魚が入れ替わりで寄るようだ。
そして、
〈コン〉
( よし! )
今度は一発で乗った。
バラシたのと似た感じのファイトをした魚は無事にネットの中に入った。
46㎝だった。
さらに粘っていると、
〈クン〉
( っしゃ! )
( ああ~~~ )
またも乗らず。
しかし次のキャストで、
〈ズン〉
( ! )
( よっしゃ )
今度は掛った。
〈グググググン!!〉
今回で一番強い突っ込みだ。
(これはアップいったか?)
期待したが、浮かせてみるとそれ程でもなく、少しだけサイズアップした46.5㎝だった。
気が向いて重さも量ったら2キロを超えていた。
その後は風も湖流も本格的に止まってしまい反応は途絶えた。
この静止状態から変化が起きる時にも食ってくるかもしれないと期待して粘ってみたが、天候は静かなまま安定してしまい、空模様からも変化は起きなさそうに思えた。
(ダメか…)
戻りながらピンポイントチェック、何も起きないまま車にたどり着いた。
帰ろうかな。
でもその前に、
(ルーティンでもこなしておくか)
最近お約束のコースで移動したら、次のポイントの方が条件は悪かった。
ノーバイトのまま最奥ポイントまで行き、ワームをロストしたところでキリにした。
今回は良い時に良い場所に居ることができたおかげて釣ることができた。
タイミングを外してたら、きっとあの場所でも釣れなかったと思う。
今年の50㎝アップ第1号を早いところ釣りたいけど、そう贅沢は言ってられない感じだな~。