《オオルリ》
今日のレッスンで、『瑠璃色の地球』を聞かせていただきました。
２番のサビ前まで、とても上手に歌えていたのですが、サビで緊張感が途切れたのか、急に自我の入った歌になってしまいました。
私は、伴奏の手を止め、その事をなんと説明しようか言葉を探しましたが、相応しい言葉が見つからなかったので、思い切って、
『急に自我が入ってしまいました』
と、そのまま伝えたら、勘の良い生徒さんはすぐに理解してくださり、もう一度同じところを歌っていただくと、自我を感じさせない歌に戻りました。
厳しい私は、さらに、
『自我を外すことと、淡々と歌うことは別』
と伝えると、言葉のまとまりやニュアンスを壊さず、実に、この歌らしく歌ってくださいました。
言葉では説明しにくいことが、ちゃんと伝わたときは、とても嬉しい。
下手に言葉を探さず、ストレートに言ったほうが伝わるもんだなあ、、、と思いました。
にじいろ音楽室
馬場利英
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